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2008年01月26日

フリエに学ぶ②。~みうみうは間違っていない!~

 専門家の方々はこぞってコンサを降格候補に挙げる今日この頃。

 理由は、「守備で勝ってきて、得点力がなかった横浜FCと同じだから。」

 果たしてそれは本当に正しいのか?いや、コンサはJ2最小失点で昇格したのだから、その意味では正しいと言えるだろう。

 が、フリエが降格したのは本当に点が取れなかったからなのか?

 どうしても気になったので調べてみた。すると、単に総得点・総失点を見ただけでは気づかない実に興味深いデータが浮かび上がってきたのである。デジタルではなくひとつひとつ紙に書き写していったので、間違いがある可能性があることをご了承下さい。

 注目したのは「先取点」。試合の前半に先取点を取られた試合がなんと19試合もあるのだ。高木監督(13/22)、ジュリオ・レアル(6/12)とほぼシーズン通して前半に先取点を取られていると言えるのではないだろうか。高木監督時代には前半で2点差以上つけられた試合が6つもある。
 これでは引き分けがたったの4つと少なくなるのもうなづける。スコアレスドローは1試合だけ。前半終了時で同点の試合は12。で、ここから勝った試合はなんとゼロ。3分け9敗。

 一方、先取点を取った試合は5つあるが、その成績は3勝2敗。不思議なのは前半に先取点を取った3試合(VS横マリ・広島・浦和)は全て完封勝ちしているのに対し、後半に先取点を取った試合(VS名古屋・磐田)はいずれも1-2の逆転負け。

 以上のデータから得られる結論は、

 「点が取れなかったからというのは最大の理由ではなく、戦術の不徹底や途中補強の失敗などによる守備の崩壊がゲームプランに無理を生じさせた。」

 ということである。

 ということは、裏を返せば「守備から入る」三浦監督の考え方は決して間違っていないということにもなる。J1でも戦える守備が身につけば、それだけ引き分けで勝ち点1を拾う確率も上がることになるからだ。もちろん、今までの「前半が終わって0-0」を前提として、どうやって点を取るかという課題はあるのだが。

 J1の最初の13試合はこのへんを注目してみると、「戦えるか」が見えてくるように思う。ここで守備陣が崩壊するようなら監督交替・・・なんてことにはなってほしくないけど(苦笑)。

posted by フラッ太 |09:05 | 日記 | コメント(3) | トラックバック(0)