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2008年01月22日

イメージを売るということ。の続き。

 タイトルの通り、午前のエントリーの続きです。

 コンサについて書く前に。

 1つの例ですが、浦和レッズというクラブチームに関してどういう印象を持っていますか?プレースタイルのことではなくて、クラブそのものに対するイメージです。
 
 きっと、「強豪クラブ」「勝利を義務づけられる」「サポーターが熱い」「埼スタはいつも満員」「埼スタに乗り込むのはちょっと度胸がいる」・・・などいろいろあることでしょう。Jリーグ開幕当初に「お荷物球団」と揶揄され、弱いチームの代名詞だった事を思えばいかにサポーターの力が大きかったかがわかるというものです。

 で、翻って、コンサドーレというクラブにはどういうイメージがあるのだろう?

 まあ、6年ぶりのJ1だから、浦和みたいに強豪クラブってことはないだろうけど(苦笑)。浦和のようなプレッシャーを感じるほどの「熱さ」はないかもしれないけど、ことチームに対する愛情やスポンサー様に対する感謝の気持ちは他のJ1クラブに負けないと思う。

 それよりも問題なのは外の人たちがどういうイメージを持っているかということ。降格最有力なんてナメてかかってくれるくらいなら、まあ許せるけど。

 それと、もうひとつ。

 サポーターもそうだけど特にHFCはコンサドーレをどういうクラブチームに持っていこうと考えているのか?

 借金を返すことはもちろん大事。でも、それ以前にどういう方向性を示すかの方がもっと大事。最終的には「ビッグクラブ」を目指すということになるのかもしれないが、一言にビッグクラブといってもその性格は様々。バルセロナとミランではプレースタイルもクラブの成り立ちも違うように。

 当面はJ1に定着するというのが目標となるだろう。それはサポーターもそう思っているし、HFCの方たちもまずは「落ちないために」努力していることとは思う。

 が、そこから先をどれだけ見通せるか。

 実際、J1残留へのハードルはかなり高いのも事実。でも、それだけに汲々としていてはいつまで経ってもクラブの成長は覚束ない。

 去年、僕は宮の沢を見てきた。規模は大きくないかもしれないが、J1クラブとしてはそう不足がある施設とは思えなかった。言い方が悪いかもしれないが、施設の立派さにクラブの格がやっと追いついたという感じ。
 もちろん、クラブハウスの内部を見たわけではないし、今年酸素カプセルを導入したということだからまだまだな面も多くあるのだろう。それでも、しまふく寮という他チームがうらやむ「財産」もできた。それを生かすだけの人材も揃いつつある。

 多額の資金をかけて結果として失敗した事実がある以上、また大金を突っ込んで・・・という風向きにはならないだろう。ニトリ様は別としても、なかなかそんな豪気なスポンサーが出てくる環境でもないし。

 でも、実はコンササポーターの購買力ってけっこう武器になるんじゃないかと思ってもいる。

 石屋製菓は石水氏が「熱い」方だったからという側面もあるが、ビジネスとしてはかなり成功した、イヤミな言い方をすればおいしい思いをしたと思うのだ。今年は胸スポンサーはニトリ様だが、「お付き合い」の面はあるにしてもポンと3億円を出すというのは企業のトップとしての計算はちゃんとした上でのことだろうし。

 しーちゃんさんのブログにお邪魔した時に、あの「だし」の会社にスポンサーについてほしいとコメントしたことがある。実際にそれが実現できるかはさておいて、例えばホームゲームの開催時に即売会をお願いするとかして「コンササポーターの間では評判ですよ」「コンササポーターはスポンサー様の商品はよく買ってくれますよ」というイメージを売る事は大事なことだと思う。

 地域密着を掲げるJリーグだから実現には壁があるだろうが、ことビジネスという側面ではソロバン弾いて会社の利益になるなら何らかの事は考えるだろう・・・なんて安易に考えている僕がいる(苦笑)。なんたってしまふく寮通信という強力な情報発信基地があるんだし(笑)。

 そういや、育成型クラブを目指すならしまふく寮はポイント高いよなあ。しまふく寮が最大のウリというのはちょっと問題かもしれないけど、少なくともいきなり浦和に入って右も左もわからないままJ2に修業に出されるよりはJ1の水に慣れるにはコンサはとてもいいクラブのはず。

 このあたりのさじ加減をどうするか。「小さな事からコツコツと」が基本ではあるだろうが、いかにしてコンサドーレ札幌というクラブに独自の色を出していくかというのはJ1に昇格したからには少しは頭の隅に置いておいてもいいのかなあ、思った次第。

 ・・・ものすごく長くなってしまった。最後まで読んでいただいた方、誠にありがとうございます。

posted by フラッ太 |15:34 | ちょっとカタい話 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年01月22日

イメージを売るということ。

 最近巷で話題のコレ。

 インパクトでかかったなあ。薄さを追求して光学ドライブすら搭載しないという潔さ。好きな人はもう一目惚れしたこと間違いないだろう。

 ipodもそうだけど、突き抜けてるというか。

 アップル社のやることは時にセンセーションを巻き起こす。こういう製品はアップルだからできることで、最大公約数的なビジネスをせざるを得ないHPやレノボには絶対に出せないと思う。ましてや、デルで出すなんてあり得るはずもない。「デル」なのに出ないとはこれ如何に(笑)。

 記憶が定かでないが、一時期はパワーユーザー向けのノートパソコンも出していたように思う。が、最近では性能よりもスタイルを優先するようになり、それが更に「深化」しているようだ。

 ある意味ではこれは当たり前の選択だったのかもしれない。パソコンの性能は拡張性にほぼ比例するから、絶対的な性能ではデスクトップにかなうはずがないのである。日本のようにバカでかいフルタワーケースを置くスペースがないというならいざ知らず、「足りないなら足せ」のお国柄のアメリカではメモリーもハードディスクもグラフィックボードもガンガン積んでしまえるデスクトップの方が性能を求めるには向いているからだ。
 ましてや、ノートパソコンでは使えるCPU自体に制限が出てくる。はっきり言っちゃえばどれを選ぼうがハズレはないし、大した違いはない。使い方の違いで若干選び方が変わる程度のものだ。

 だから、絶対的な性能を求めるのではなくて、別のモノにフォーカスを当てた。見た目すなわちデザインである。最低限の機能性や使い勝手は確保しつつ、デザインにこだわる。それが個性となり「ウリ」となったように思う。

 今でこそ携帯プレイヤーの代名詞はipodだが、その昔はソニーのウォークマンがそうだった。携帯プレイヤーは何もipodに限らないが、ipodが一人勝ちになったのはipodを持つこと自体がいわばステイタスになったこと以上に、ipodのある生活はこんなふうになるというのをうまく演出したというかプロデュースした面が大きいように思う。

 ・・・ここからコンサにつなげようと思ったけど、ものすごく長くなりそうなので今回はここまで。

 

posted by フラッ太 |09:02 | ちょっとカタい話 | コメント(6) | トラックバック(0)