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2008年01月09日

岡田の移籍に思う。

 昨日は、結局惰眠を貪ってしまった。ああ、自己嫌悪・・・。

 その一方で。

 岡田佑樹の栃木SCへの移籍が正式に決まった。新天地を見つけることができて本人もまずはほっとしているだろう。僕はちょっとした勘違いをしていて、06年にも試合に出場していたと思っていた。しかし、実際には06,07年と出場がなかった。僕にとってはそれだけ印象が大きかった。

 ガンガン仕掛けるそのプレースタイルは、やっぱりワクワクさせてくれるものがある。プロ選手は試合に出てナンボの世界である以上、試合に出られないのは屈辱でありストレスをためることにもなる。周りがやきもきするくらいだから、本人はどれだけ苦しかったことだろう。

 それでも彼が素晴らしいと思ったのは、自分を応援してくれるサポーターに対して誠実な態度で接していたこと。昇格がかかる最終戦でも、チームにとって自分ができることをきちんとこなしていたこと。三浦監督のサブのメンバーに対する心配りもあっただろうが、なかなかできることではないはず。

 プロなんだから当たり前だろ、というのは確かにその通り。でも、こうした見方ができるのはやっぱり「ひいき目」があるからこそ。残念ながらコンサではかなわなくなったけれど、プロ選手ならフィールドで輝く姿を見たいもの。

 で、新天地の栃木SC。

 他のスポーツ系ブログを覗いてみたところ、今年はJ2入りを目指して相当気合いが入っており、まさに本気モード。栃木グリーンスタジアム(サポーターの間ではグリスタといわれているらしい)は観客席とピッチの間隔が狭く、サポーターにはおおむね好評という印象も受けた。
 
 ただ、いいことばかりではない。

 柱谷幸一(←ここがとっても重要)監督がどういう構想でいるのかはまだわからないのだが、もし右のMFでと考えているなら岡田にとって「強敵」が存在する。

 かつて山形・京都にいた星大輔である。星も新加入組。

 あくまで僕の印象だが、星と岡田はプレースタイルがかぶる。ポジション争いとなると、星の方が実績があるだけにむしろ厳しい環境かもしれない。柱谷幸一監督は、恐らく岡田は右サイドバックで使うつもりだと思うのだが(多分に希望的推測)、そうだとしても守備の能力を磨き上げないとJ2に上がった時にJ2の上位に通用しないなんてことになったら・・・。まあ、これは外野がとやかく言うより本人が一番わかっていることだろうと思うが。

 グリスタは交通の便が悪く、新しいスタジアムの計画もあるらしい。新スタジアムをめぐっては、サポーターと行政の間で意見の相違がかなりあるらしいが、それでも新スタジアムを作ろうというほど周りの熱気がある栃木SC。新天地としてはとてもいいところであることに間違いはない。

 岡田が活躍することでJ2に上がることができたら、コンササポとしても嬉しい。相川が岐阜に出張して岐阜をJ2に上げたような実績を作ることができたら、当の岡田にとってはもちろん、コンサドーレというクラブのイメージにもきっと良い影響を与えるはず。

 今はJ1に何が何でも定着するのが至上命題のコンサ。常勝クラブやビッグクラブとはとても言えない今の状態ではあるが、それは遠い将来の話。J1にいてプレッシャーもさほどなく、特に若手がJ1に入ってステップアップを目指すにはとても良い環境。今野、藤ヶ谷、播戸(レンタルだけど)、とチャンスをつかめば上位クラブや代表入りも狙えるという下地はほぼできつつある。
 
 あとは、チャンスがつかめない選手でもコンサの選手は力を持っていることを証明すればクラブに良い循環が生まれる。そういう意味では、ひいき目を抜きにしてもぜひとも岡田に頑張ってほしいのである。
 浦和が愛媛にたくさんレンタルで選手を出しているように(狙ってかたまたまかはわからないけど)、下のクラブとの良い関係を築くというのも重要なことである。ユース以外でも選手発掘のパイプができるわけだし、選手の「貸し借り」ができる点が何より大きいと思うのである。「獲られる」ばっかりではいずれ先細りしていくのだから。

 ・・・とまあ、長々書いてきたが、コンサがJ1にいてくれなくてはいけないんだけど。

 さあ、今日こそ勉強しなくては・・・。

posted by フラッ太 |09:41 | 日記 | コメント(3) | トラックバック(0)