2007年12月18日
フリエに学ぶ①。
さて。 来年はJ1の舞台で戦うコンサ。 とはいうものの、「昇格組」が定着するのはなかなか難しくなっていて、ある意味、上がることより落ちないようにするのが大変といってもいい。むしろJ1は昇格組を勝ち点の計算できる相手として徹底的に叩きにかかる、というべきなのかもしれない。 で、チームカラーがわりと似ているフリエの戦いぶりを通して、コンサに必要なものは何かを探ることができたら・・・と思ったわけである。実際、昇格組で定着しているといえるのは川崎F・新潟・大分くらいで、大分は今年はかなり危なかったが、シャムスカマジックで残留を果たしている。 川崎や新潟を夢見る前に、まずは残留が至上命題のコンサはフリエを参考にするのが妥当と判断したわけで。 ・・・といっても、今回は序章というかプロローグ的なものでデータ的考察はほとんど無いのであしからず(苦笑)。 フリエが勝った試合は次の通り。 第2節 VS横浜FM 1-0 (三ツ沢) 第11節 VS広島 2-0 (広島ビッグアーチ) 第13節 VS大分 2-1 (三ツ沢) 第34節 VS浦和 1-0 (日産スタ) 勝利数、わずかに4つ。どこから勝っても勝ち点3だし、どこが相手になろうと大事でない試合はない。が、それでも最初と最後のホームゲームでしかもチームの意地や誇りを見せなくてはならない相手に勝っているという事実。 ホーム開幕が横浜ダービーというこれ以上ない晴れ舞台。チケットが即日完売したというのもうなずける。ホーム側が必ず勝つ(というのは実は正確ではない。検索してみたところアウェイ側が勝っている試合もある)というイメージがある横浜ダービーを見事に制したことはフリエサポにとっては大いに溜飲を下げたことだろう。 最終戦はACLを制した浦和が相手。既に降格が決まっていて、この間勝利は1つもなく7連敗と9連敗を喫し、しかもホームであるはずの日産スタジアムは浦和サポーターに半ばジャックされた状態。まさに泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったり殴られたりというフリエサポにとっては意地も誇りも消えかけそうな状況の中、1-0で破って見せたその勝利に懸ける執念。 何度か書いてきたことだが、僕は改めてフリエサポーターに敬意を表するのである。 あまりに勝てないチームに愛想を尽かした人もいるかもしれない。抗議の意味でスタジアムに行かないという人もいたかもしれない。でも、ひとたびスタジアムに足を運んだならば声を限りに応援する、というフリエサポの揺るぎなき決意がそこにはあるように思えてならない。 選手とサポーターの信頼関係。 改めて言うまでもないことだが、最も大切で失ってはならないもの。 幸いにも今年昇格を決めたコンサ。だが、来年はあらゆる意味で「覚悟」をした上でJ1での戦いに望まなくてはならない。選手の補強やら戦術の徹底やらデータの分析やらと課題はいくらでも出てくるが、まずはここをもう一度確かめてみよう、と思ったのである。 具体的な検証は時間がかかるので、年をまたがせてください(と、言い訳)。 では。
posted by フラッ太 |15:20 | スポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)