2007年09月11日
我慢ができるか、できないか。
さて。 昨日は睡眠時間4時間(!)で夜勤。さすがにちょっときつかった。もう若くないんだからこんな無茶な真似は止めよう。栄養ドリンクとか、余計な出費も増えるし・・・。 本題。 昨日だったか一昨日だったかの日刊スポーツに、巨人が井口獲りに動くと一面に載っていた。 バカじゃねえの!? これが率直な感想だった。記事には打撃だけでなく守備の補強もできるとあったように思ったが、守備を考えるなら小坂がいたはず。広島からキムタク(NOT スマップ)も強奪したはず。それに、脇谷もいるだろうに・・・。仁志を放出したのは何だったのだろう?単に若大将が嫌いなだけか? とにかく、欲しいと思ったら何でもかんでも引き抜いてくるのだ。まあ、昔からそうしたところはあったのだが、FA解禁以降はもう開き直って、「カネで引き抜くのが悪いのか!」と言わんばかり。 しかも、即戦力の新人まで自由枠で持っていく。それで、10連覇でもすればまだ許されるが(あくまでも、優勝という結果のみにおいてですよ)、結局は逃げ切れずにシーズン終盤に逆転されてしまう体たらく。よほど周りの芝生が青く見えるらしい(笑)。そして自分の芝生は(やる気が出ずに)腐ってしまった選手や無理使いで壊れてしまった選手だらけ・・・。 常勝球団と勝手に思いこんでいるであろうとして、即戦力を手当たり次第強奪して、その副作用として自前の選手をコツコツ育てるということができなくなっている。育てようとしないというのもあるし、そもそも育てる能力や環境がない。 要は、我慢ができないのだ。 阪神の岡田監督が鳥谷を我慢して使い続けて一人前にしたのとは対照的に。 即戦力といわれる人材でも、必ずすぐに活躍できるとは限らない。日本のプロ野球ではむしろその逆の方が多い。大学生や社会人なら多少確率は上がるが、それでも絶対ではない。ルーキーイヤーから活躍するなんてのは半分もいない。楽天の田中のような例はきわめてレアなケースなのだ。 だから、ある程度育成期間を見越して選手の補強をするのが普通なのだが、巨人はその普通が普通じゃないのだ。去年の甲子園の怪物・辻内は尾花コーチが何とか育ててはいるが、芽が出る頃にはハンカチ王子が間違いなく入団していてネタにするのは徳光和夫だけ(笑)。 もちろん、主力のケガなどで外から緊急に補強しなくてはいけない場合もある。あくまで仮定だが、もし、コンサでビールさんがケガで離脱したら・・・。これは極端な例だけど、コンサは助っ人頼みの体質から脱却して少しずつ自前の選手が力をつけてきた。 それは、我慢の連続だった。 これからは、我慢の質が少し変わる。第4クールの初戦は3位・仙台との直接対決。もちろん勝ち点3を目指すのだが、それが叶わなかった時に「我慢」できるか。 これは、選手や監督に限らない。むしろ、サポーターの側が冷静になれるか。ネガらず、甘やかさずといった空気を作れるか。昇格への戦いはこんなところにもあるように思う。 では。
posted by フラッ太 |15:00 | スポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)