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2007年09月09日

ヒルマン監督退団ですか・・・。

 さて。

 ヒルマン監督退団の会見が昨日行われた。

 もう5年も指揮を執ってたんだなあ。時の流れは速いなあ。

 それはともかく、家族との時間が欲しいというのが理由とのこと。それもあるだろうが、将来的にはメジャーの監督も視野に入れているのではないだろうか。
 もちろん、それがいけないというワケじゃない。野球に限らず、アメリカの4大スポーツのチームオーナーや監督というのはおそらく憧れの職業であるに違いない。むしろ、マイナーで監督を経験した彼が「上」を目指さない方が不自然と言ってもいいだろう。

 そこで、ふと思った。

 今、日本のプロ野球には4人の外国人監督がいる。

 日本人選手がメジャーに渡ることが当たり前になっているが、外国人監督特にアメリカのマイナーリーグで監督を経験した人物が日本に渡って「監督修業」をするのも当たり前になるのではないか?と。

 今のプロ野球の監督の年齢をちょっと調べてみた。最年長は野村監督で72歳。最年少は古田監督で42歳。が、意外に世代交代が進んでいないのだ。西武の伊東監督でも47歳、監督経験者に範囲を広げてみても50代がとにかく多いのだ(去年の横浜の牛島監督でさえ、46歳)。若いと思っていた原監督や岡田監督も49歳。

 これって、やっぱりおかしい気がする。監督を育てるという視点が欠けているというか、なぜかプロ野球の監督については短期的な味方しかできないというか・・・。
 人材が育っていないわりには、あまりに簡単にクビを切りすぎている。たとえば楽天の田尾さん。チーム創設元年でしかも選手の数も足りなきゃ層も薄いし資金もろくに持ってないという、どう考えたってビリになるのが目に見えている状況下だったのに1年目であっさりクビにしたバカ三木谷オーナー。野村監督が「今年、Aクラス入りできなかったら辞める」と啖呵を切ったのも、ファンに対するというよりは三木谷に対する当てつけだと思うのだ。
 横浜も大きなことは言えない。去年の戦力では優勝なんてとても無理な話で、Aクラスを狙うのがせいぜい。フロントの失態を現場が背負わされたいい例だった。いびつなドラフト制度が大きく影響してはいるのだが、それにしたってもう少しガマンできないものかねえ。

 その点、Jリーグはライセンス制度があり、S級ライセンスがないとJリーグのチームの監督に就けない。チリチリがなぜS級ライセンスを持っているのかはひとまず置いといて(笑)。クビになった選手の就職を支援するプログラムもある。一方、野球はどうかというと、野球選手の「再就職」はテレビの解説者にしろコーチになるにしろ、ほとんど全て人脈で決まってしまう。能力なんかどうでも良くて。最近の巨人のOBで有能な監督やコーチって誰かいます?

 こんなところにも、プロ野球の制度疲労が起こっているんだなあ。

 そんなことを思ったのでした。

 来年は、若松さんしかいないでしょう。地元出身でリーグ優勝の経験もあって、いわゆる「つなぎ」には最適の人。間違っても「絶好調!」が口癖のあの人だけは止めてください。チームが崩壊します。いや、マジで。

 ひと寝入りします。

 では。

posted by フラッ太 |09:01 | スポーツ | コメント(4) | トラックバック(0)