2023年01月14日
スキージャンプ今昔
私などは笠谷幸生世代であり 今でもスキージャンプのテレビ放映があると観ることが多い。 現在はスタート位置に関し 基本の位置は試合毎に決めるが 大会運営委側、選手本人、コーチのリクエストなどで その都度スタート位置を変えることが可能。 あまり実績がない選手が、かなりの飛距離を出すと 後に登場する有力選手にとっては 同じアプローチ速度で飛ぶと ヒルサイズを大きく越えてしまうのでは?と不安になる。 ランディングバーンの下の方は斜面が緩くなり 着地の衝撃が強くなってしまい大事故に繋がりかねない。 なのでスタート位置を何段か下げアプローチ速度を抑える。 その代わりポイントが加算されるので不公平は無い。 それ以前は、無名の選手が大ジャンプをすると ジュリー会議により、喜びも束の間 そのジャンプがキャンセルにされてしまう場合が結構あった。 そうなったら最後の選手が飛んだ後に ゼッケン1番から大ジャンプをした選手までが再度飛び直す。 今シーズンは男女揃って日本選手が不振。 北京五輪で金メダルに輝いた小林陵侑でさえ 現時点でのWカップポイントは20位に甘んじているし Wカップ63勝という大記録を更新中の高梨沙羅も 今シーズンは1度も表彰台に上がっていない。 それでも彼らは、次の五輪が開催される年に合わせて 徐々に上げていくのだろうと思う。 50歳の葛西紀明は北京五輪代表になれず Wカップ遠征メンバーからも外れているが 相変わらず闘争本能は衰えず国内大会で飛び続けている。 しかし彼のジャンプを見た感じ 特にミスが無いにもかかわらず、浮力を得られていないので 飛距離が伸びない。もう国際レベルには戻れないのかも。 でもモチベーションがある限り飛び続けてほしいと思う。 競技に出場しながらチーム監督として 後輩を成長させているのは本当に凄いことである。
posted by hiroki |18:14 | スポーツの話 |