ウポポイを紹介する番組を見ていたら
狸小路で店員のアルバイトをしていた頃を思い出しました。
工業高校を卒業し、長男だというのに東京の会社へ。
でもいろいろと上手く行かず僅か4か月半で札幌に帰りました。
友人の紹介により8月から
狸小路5丁目にあった札幌観光センターという民芸品店でバイト開始。
社長を始め上層部はアイヌさん。
あとは私を含めた長期バイトと大学生の短期バイトで構成。
大倉山ジャンプ競技場などへ出向いて
団体観光客を店に招いていた営業部長のマーさんはとても面白い人。
同じ長期バイトのお兄さんお姉さんにかわいがられながら
当時でも格安の時給350円で
開店10時から閉店22時まで楽しい店員生活を送りました。
(今なら完全アウトですね)
さすがに拘束時間が長すぎるので約1ヶ月後以降は
常務さんが10時出勤~終了は16時以降いつでもOKに変えてくれました。
ドジって何千円もする熊の木彫りを落として割ってしまった時は
社長が目を細めて 「気にしなくていいよ~」 と声をかけてくれました。
長期バイトには非常に優しい人でした。
短期バイトさんが同じ事をやった時は弁償でした (笑)
店の前で熊を彫っていた寡黙なアイヌさんが
ある日コーヒーを買ってきてニッコリ微笑みながら私に渡してくれました。
ぶっきらぼうだと思っていたら
実は優しい人だったんだなと感激しました。
近くに 「名もない喫茶店」 という店があり
マスターや店員と仲良くなって休憩時間などによく通いました。
またその店は高校時代の仲間たちが集う場所でもありました。
たわいもない昭和50年代半ばの思い出話。
アイヌさんの話は少しだけでしたが
こうして文字入力しているだけで古き良き当時の事が
つい先日だったかのように思い出されます。