コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2016年09月04日

井上尚弥 防衛戦終了

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
  王者 井上 尚弥 (大橋)
        TKO10R 
           挑戦者 ペッチバンボーン・ゴーキャットジム (タイ)

1472991389-P1000722.JPG

地元の座間市で挙行された3度目の防衛戦。
今回も試合中に拳を痛め、途中から左1本で戦う苦しい展開。

2年前にWBCライトフライ級王座を奪取。
1度は防衛したものの、厳しい減量が試合の動きに大きく影響するため王座を返上。
一気に2階級上げてWBOのスーパーフライ級に挑戦し
伝説の名王者オマール・ナルバエスを僅か2RでKOして二階級制覇。
初防衛戦ではガードの上から打ったパンチでKOするという破格のパンチ力を披露。
しかし2回目の防衛戦、そして今夜の防衛戦と、試合中に拳を痛めており
特に今回は練習中から腰も痛めていたそう。

強烈なKOパンチを武器にするが故の宿命なのでしょうか。

試合は拳の痛みが出たと思われる4Rあたりから
フットワークを駆使し、左ジャブを打っては距離を置くアウトボクシング。
それでも打たれ強い選手じゃなければ倒れてもおかしくないパンチが何発も決まり
でも挑戦者は3年間負け無しの勢いと気の強さで怯む様子を見せず好戦的でした。

前回の防衛戦同様、このまま安全運転で判定勝利を狙うかと思っていましたが
10Rに試合の流れが大きく変わります。

強さを7~8割に抑えた井上の連打を受けた挑戦者の気力が萎えた感じで
急にガクッときたところを一気に攻め立て
最後は痛い右拳で最初のダウンを奪うと挑戦者は再び戦える状況になく
レフェリーが試合をストップしました。

1472991410-P1000723.JPG
まだ2つのラウンドを残しながら勝負を賭けた井上を
「いや~本当に強いチャンピオンだな~」 と見つめる解説陣の表情が印象的でした。
(左から、ミドル級で世界を狙うロンドン五輪金メダリスト村田諒一選手、
具志堅用高さん、防御で観衆を魅了し世界王座を6度防衛した川島敦志さん)


posted by hiroki |21:51 | プロボクシング |