2013年08月09日
北 照 - 常総学院
試合運びの差が大きく出た試合でした。 4番打者の長打力以外に特筆事項が無い常総学院に 2安打のキャプテンと、リリーフして2イニングを無失点で切り抜けた2年生投手を除き 大半の選手が何も出来ずに終わってしまいました。 北照ナインにとって、これほど悔いの残る試合はあまり無かったことでしょう。 序盤、狙い球が絞れずに自慢の打線が精彩を欠いたところで 常総学院に流れがいきました。 そこで送りバントを普通にさばいた3塁手の送球を、1塁手がまさかのエラー。 毎日練習を重ねている選手にとって悪夢のようなプレーが出た直後 4番打者に3ランホームランを浴びてしまいました。 その後、北照はせっかく走者を出し、少し流れを引き寄せては牽制死を繰り返します。 常総学院は引き戻した流れを確実に得点へ結びつけていきます。 北照は、確か3人の走者が牽制球で刺されたと思います。 相手に行きかけた流れを引き戻す守り。 よく 『固い守備からリズムを作る』 な~んて言いますよね。 今日はそれが実感できました。 そして掴んだり引き戻したりした流れを次の攻撃で確実に生かす試合巧者ぶり。 引退された木内前監督のマジックが まだまだ常総学院には根付いているのでしょうね。 サッカーでは、決定機に決められない事が何度かあって その隙にあっさり失点してしまうとか 2点リードされて1点返すと、勢いに乗って大逆転なんていうケースがあるけど 野球では点の入り方が派手なのもありますが 流れを変えるシーンがいろんなところに転がっていますね。 特に高校野球はプロ野球と違い、エラーが多かったり 選手個々のメンタルの強さに差が大きかったりするから 余計に勝敗のキーポイントになる部分が多いのかもしれません。 私がプロ野球に全く関心を示さないのに高校野球だけは3度の飯より好きな理由は おそらくそこでしょう (笑) さて北照ナイン。春は強いのに (今年の春を含めベスト8×2回) 夏は3度目の出場でしたが全て初戦敗退。悲願の夏初勝利は成りませんでした。 しかし2年生サウスポーが今日マウンドに上がって2イニングを無失点。 体格が良く球威もあるし このままいけば秋の新人戦を制し来春の甲子園に選抜される可能性ありますね。 なにせ春の甲子園には、今年を含めて北照は過去5回中4回出場していますから。 北海道は、まだしばらくの間、北照の天下が続く感じかな (^-^)
posted by hiroki |18:00 | 高校野球 |