2008年12月31日
大晦日の夜、1発に沈む
WBA世界フライ級タイトルマッチ 王者 坂田 健史 vs 挑戦者 デンカオセーン・シンワンチャー (タイ) いま試合が終わりました。 18時からの生中継で、この時間に記事を入力していますから 試合は早々のKO劇で終了したということです。 1Rはいつものスロースターターぶりだった坂田健文。 それでも終盤には早くもエンジンが温まってきた感じでした。 そして運命の第2R、接近戦におけるパンチ応酬の中で デンカオセーンの右フックが坂田の左顔面に炸裂。 一瞬の間をおいて、脚がもつれるようにフラフラとマットへ倒れるチャンピオン。 このままの展開なら、例によってスタミナ豊富の坂田が 徐々にペースを掴み、最後は僅差の判定でも勝って5度目の防衛を果たすはずでした。 倒れた坂田のダメージは深く、カウント9あたりでようやく立ち上がったものの 戦闘不能と判断したレフェリーが、そのまま10カウントまで数えて試合終了。 日本人世界王者として初めて大晦日にタイトルマッチを組んだ協栄ジム。 そしてそれを受けたTBS。 そう!レコード大賞を30日に繰り上げてまで大晦日に組んだ世界戦。 全てにおいて残念な結果に終わった関係者にとっての 2008年。 亀田兄弟がいなくなり、更に坂田が王座転落となった協栄ジム。 いつかやりそうな雰囲気だった内藤大助とのフライ級王座統一戦も とりあえずは消滅です。 あとは坂田本人の再起に賭けるしかないでしょう。 今日は、たまたまもらった1発でマットに沈んだけど もう1度世界王座に就くチカラは充分あると思います。
posted by hiroki |18:20 | プロボクシング |