2008年01月10日
他スポーツの話題
ボクシングW世界戦が、つい先ほど終了しました。 興味のない方はスルーして下さいね(^ ^) WBA世界バンタム級タイトルマッチ 王者:ウラジミール・シドレンコ(ウクライナ) vs 挑戦者:池原 信遂(大阪帝拳) 31歳の池原はKO率7割のハードパンチャー……と言われていました。 一方、6度目の防衛戦となる油の乗り切ったチャンピオンは KO率こそ低いけどアマチュアで300試合以上戦い シドニー五輪では銅メダルを獲得したダウン経験が1度もない強者。 いざ試合が始まると体格が明らかに大きい池原は体を折り曲げるようにして シドレンコに接近戦を挑み細かいパンチを繰り出しますが、それが弱い…。威力ナシ。 中盤はマイペースに持ち込めない王者が必死の形相で対峙する場面もありましたが 10Rで勝利を確信したシドレンコは11R~12RとKOを狙いに強打を振り回します。 結局6~8ポイントという明確な差で池原は敗れ チャンピオンになって結婚式を挙げるという夢は消えてしまいました。 (何年も前に入籍しており子供は2人います。) 非常に気になったのは実況と解説者の言葉でした。 この3人は最後の最後までシドレンコが焦っているとか 相当苦戦しているような話を繰り返していましたが 私に言わせれば、上述のとおり10Rあたりから王者が自信満々で戦っていました。 放送局側が番組を盛り上げたい気持ちもわかりますが せめて解説者だけでも本音でしゃべってほしいな~と思います。 WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者:長谷川 穂積(真正) vs 挑戦者:シモーネ・マルドロット(イタリア) 2Rにカットした右の眉から最後まで出血が続いたものの 長谷川が順当に判定勝ちし、5度目の防衛を果たしました。 でも私は長谷川に言いたいことがあります。 3度目の防衛戦(18.11.13)から自分本来のボクシングを忘れていると思います。 2度目の防衛戦(18.3.25)で、タイトルを奪還に来た鉄人ウィラポンを 鮮やかな右フックでKOしてからは、1発で相手を倒そうというボクシングへ 変わっているように見えます。 1発1発に渾身のチカラを込めてパンチを振り回すんじゃなく ここらで難攻不落のウィラポン(防衛回数14)からタイトルを奪った 世界初挑戦当時のボクシングを思い出してほしいものです。 今日の試合をみる限り、そろそろ王座陥落が近いかもな~と思います。 海外の檜舞台へ進出したいらしいけど、まずは今のボクシングスタイルを改めなきゃ。 来週14日(成人の日)には元WBCスーパーフライ級王者の川嶋勝重が WBA同階級王者のアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)に挑みます。 この試合はTVH(テレビ東京系)で夜9時頃から放送されますが 川嶋の圧倒的不利は揺るぎません。おそらく最終ラウンドまで、もたないでしょう。 でも川嶋がバカボンのパパに似ている点には注目です。 もちろん勝ってほしいですけどね。
posted by hiroki |21:07 | スポーツの話 |