2005年02月10日
ドーレ君が望む永遠 その1
遙をベッドの上におろした。
【遙】「あれ(降格)から……3年たったんだね……」
【ドーレ君】「え……?」
遙がじっとオレの顔を見つめて言った。
【遙】「私には、ついこの間のことなんだけどな……」
その瞳には一点の曇りもなくて、ただオレを……映していた。
【ドーレ君】「…………」
【遙】「ドーレ君が生きてきたこの3年間は……ドーレ君に何を教えてくれましたか?」
静かな微笑み。
それがオレを包み込む。
【ドーレ君】「…………」
【遙】「なんかね……ドーレ君、とても……乱獲されて、虐げられて……天然記念物になってたよ……」
【ドーレ君】「遙……」
【遙】「ドーレ君、あの時私に言ったの……5ヵ年計画だから、ゆっくり行こうって……」
【ドーレ君】「…………」
【遙】「いっぱい、いっぱい、ゆっくりし過ぎて……ごめんね」
【ドーレ君】「…………」
遙は微笑んで、そっと両手を広げた。
【遙】「でもほら…………って、推定累積赤字30億っ!?今季の不吉な10番は三原!?若手育てる言いながら山瀬や今野や、あげくの果てには藤ヶ谷放出だぁっ!?それぢゃ本末転倒ぢゃねぇか、ボケェっ!!!」
【ドーレ君】「!?」
それは、遙だけぢゃない意思。
サポ以外の(?)誰もが思っている、誰もが許された……意思表示。
突き立てられた人差し指。
それは、遙とその他大勢の心の扉。
儚いけど純粋で、綺麗な心。
オレは、ゆっくりと後ずさり……そんな遙から……遙の心から……涙を流して脱兎した(((((((( ;´дフ;
【ドーレ君】「……うわ~~~~~ん!!!」
【遙】「ふっ…………」
遙とずっと……永遠に歩んでいきたいと思ったのは、そう、3年前初めて遙を抱きしめた時だった。
その言葉は、いろんな風に形を変えて、色んなところに伝わって、そして……最悪な形で戻ってきた。
その間に、いろんなもの(主に『敗北』)を見てきたよ……。
その間に、いろんなこと(主に『我慢』)を経験したよ……。
あと4年……
こんな事にならないよう、5ヵ年計画を有言実行して下されHFC様(ぉ