コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年07月22日

多国籍と感じさせないナチュラル感

ブラジリアンのアンロペにルーカス。
イギリス人のジェイ。
韓国人のソンユンにミンテ。
タイ人のチャナ。

考えて見ると、見事なまでに多国籍軍のコンサドーレ。

その6人がただ在籍しているだけでなく、全員がレギュラークラスとして活躍しているのだから、純粋に素晴らしいと思う。

当然、彼ら自身の能力の高さや努力あってのものだが、いくら能力があろうがチームに馴染めずフィットすることなく去っていった選手を数多く見てきた。

国籍が違うということは、特性やフィジカルや国民性(考え方)など、相違点も多いはずだ。

ここ数年、コンサドーレは潤沢な資金力が無いこともあり、アジア圏の選手を戦力として有効に活用出来ないかと、Jリーグの中でも積極的に動いてきたチームだと言える。

思い出してみたら、ガーナ国籍の選手発掘に奔放したり、ベトナムのレコンビン、ステファノやイルファンなどインドネシア等々の選手の獲得にもトライしてきた。

チーム財政から考えて、アイデアを絞った感のある強化策でもあったし、Jリーグと北海道の理念とコラボレーションにも見てとれた。

大きな成功を納めたとは言い切れないが、当時のチームの立ち位置を理解した、総合的なビジョンに沿った獲得だったと思う。

その経緯や経験が財産になり、チャナティプの獲得に必然的に繋がったんでしょうね。

複数の多国籍選手をチームに生かすためには大きく3つのポイントがあったと思う。


1つ目は、“チームの長期的なビジョンと目指すべきスタイルを明確にしてきた”こと。

獲得してきた選手達には、チームの目指す方向性をしっかりと説明し、同じ志を共有して一緒に成長して行けるように理解してもらったはず。

2つ目は、”チームに献身的に貢献できる、そして向上心を持った性格を考慮して獲得にあたってきた“こと。

3つ目は、“彼らの特性や特徴を生かしてチーム作りを行ってきた”こと。

ブラジリアンの二人には高いスキルとフィジカルの強さを求め個の力を生かすように起用。
ジェイにはプライドを上手く尊重しながらモチベーションを高く持たせる。
韓国人の二人には、高い向上心をベースに、持ち合わせの熱さと闘争心を前面に。 
タイ人のチャナには、ハングリー精神を生かし、国民の期待を背負った気持ちをプレッシャーではなくモチベーションに考えるように。

色々と彼らに気持ちよくプレーさせるように配慮しているチームスタッフも素晴らしい。
また、彼らにオープンな環境作りに寄与したであろう、小野や菅野を始めとしたベテランの雰囲気作りも素晴らしい。

更に、同じ絵を描けるように、選手達にはモチベーション高く愛情を持って指導しているミシャの求心力も素晴らしいのでしょうね。

そして、将来の理想のチーム像を早い段階から思い描き、財政的に余裕の無いチームを、長期的なビジョンと信念を持って方向性を示してきた野々村社長には感謝しかありません。


posted by darchun |19:56 | コンサドーレ諸々 | コメント(0) |

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