2006年08月23日
山の”ろうそく”
しまふく寮通信の”ろうそく”で思い出した、非コンサネタ(毎度!) 冬の間、山で仕事をする人たちは、寒いですから、休憩の際に暖を取ります。 もちろん、火の始末には細心の注意をします。 山での仕事と言うのは、”木の伐採”です。 計画的に木を育て、健全な山にするための作業。 当然木を燃やしますが、簡単には燃えません。 硬い木は、燃えずらく、軟い木は燃えやすい 硬い木とは、クワ・エンジュ・カエデ、、、 軟い木とは、カラマツ、トドマツ、シラカバ、ホウノキ、、、 山のろうそくは、軟い木で作ります。 暖を囲む人数にもよりますが、長さ40cm、直径20cm程度の木が最適です。 ①丸太の上から見たら、”+”になるように、下10cmを残すように 上から下に、切れ目を入れます。 ②さらに”×”の状態の切れ目を下15cmを残すように切れ目を入れます。 丸太が上から見たら、8分割されている状態を作ります。 細い木であれば、6分割・4分割でもいいです。 中心部のシラカバの皮(通称 カンビの皮)を押し込んで、火をつける 木は、上部から下部に火が下がっていき、中心部から外周部に向かって燃えます。 縦に切れ目をいれたことにより、下部より酸素が供給されます。 ノコの巾に切れ目だと、細くて酸素が入れません。 チェーンソーの巾はちょうどいいです。 しっかり火がつくと、なかなか消えません。。。 これ、キャンプの時とかに応用できるんです。 中心部に”文化焚き付け”と差し込んで火をつけると、間違いなく火はつきます。 チェーンソーの切れ目に巾に文化焚き付けの巾がピッタリです。 結構、いい感じですよ。。。 これを山で働く人たちは、”木のろうそく”と呼んでます。
posted by だいごろう |22:31 | コンサ | コメント(1) | トラックバック(0)