スポンサーリンク

2018年01月17日

攻撃的なサッカーは、とても楽しみだ!

月に一度の北海道新聞の二つのコラムの日です。

先ず「J1赤と黒の闘士たち」スポーツライター・斉藤宏則が迫るです。
今回は、先月に引き続き新監督のミハイロ・ペトロビッチ氏です。

1516159195-DSC_1190.JPG
大見出し「知将の勇気 勝利導く」です。 前回は戦術分析でしたが、今回は幼少期のエピソードなど名将の足跡をたどる。 「リスクを負ってでも、得点を奪いに行く姿勢が観衆の心を動かす」と60歳の指揮官は、自信の明確なサッカー間を強調する。 小見出し「ぶれぬ哲学」 そんな戦い方を貫き、日本国内ではまれなスタンスの監督だと言える。 平日休日を問わず、深夜に放送される欧州サッカーのチェックも欠かさないサッカー漬けの日々を送っているという。 確固たるサッカー哲学があり、サッカー愛に満ちた人物だ。 1957年、社会主義体制にある旧ユーゴスラビアのセルビア生まれた。 家庭は決して裕福ではなかった。 「経済的に豊かな生活をするには、正じかかスポーツ選手として成功するしかなかった」。 14歳でその才能は見いだされ、国内の超名門レスターのアカデミーに加入することになる。 小見出し「17歳でプロ」 17歳でプロ契約を結び、活躍することで生計を成り立たせるシビアなプロ選手時代だった。 80年にはW杯予選のユーゴスラビア代表にも選出され、現役時代はクレバーと評すのがふさわしい選手だった。 引退までプレーしたシュトゥルム・グラーツ(オーストリア)ではスイーパートして、チームを統制。 独自の戦術は、自信のキャリアの賜物かもしれない。 引退後すぐに指導者となり、同チームでイビチャ・オシム氏の下、コーチとしてチームの躍進を支えた。 2006年初来日以来、Jリーグ各チームの監督を続けている。 生まれたセルビアも、自宅のあるオーストリアも雪の多い土地、「雪が多いのはうれしいし、懐かしさもある」と、札幌の新生活にも前向きだ。 日本での監督暦も10年を越え、近年の日本サッカー界について「指導者が勇気を持ってきた」と変化を語る。 「勇気」ペトロビッチ監督が、最も大事にして言う言葉だという。 「失点を恐れず、勇気を持って攻め込むことが大事だ」と繰り返す。 小見出し「超攻撃的に」 札幌のサッカーを振り返るとき、粘り強く守り、我慢強く勝機を待ち続ける戦い方が奏功したことは間違いない。 新指揮官は大きな勇気を持って「超攻撃的なサッカーで、クラブそのものを変えていく」と言い切る。 齢60歳の知将が見せる勇気と、そのサッカースタイルが北海道のサッカーを熱くしてくれそうだ。 もう一つは、「吉原宏太のマンスリーコンサ」です。 見出しは、「『融』合言葉にJ1定着を」です。 J1定着を目指す2018年が始まった。 今年の札幌を感じ1文字で表し、チームの展望をひもといていきたい。 選んだ1文字は、ずばり「融合」「融和」の「融」だ。 新戦力の「融」を挙げよう。 主力選手が残留。 昨季の戦力を維持した一方で、突破力に優れたドリブラーが多く加わった印象がある。 特に注目しているのがMF駒井善成選手、高い位置でボールを受けると積極的に仕掛け、豊富な運動量で何度も上下運動を繰り返す。 他にも世代別日本代表で活躍するMF三好康児選手や、MF白井康介選手、FW宮良拓実選手など攻撃陣が充実。 チームの運動量やボールの保有率が格段にアップすることは間違いないだろう。
1516159293-DSC_1184.JPG
1516159318-DSC_1185.JPG
既存選手との融合が進むことで期待されるのが、空中戦と地上戦の「融」だ。 札幌は昨年生み出したチャンスの数は少なかったが、上位を狙うには多少危険なエリアでもパスをつなぎ、攻撃のバリエーションを増やす必要がある。
1516159380-DSC_1204.JPG
今年も何より大切なのは、チームとサポーターの融和です。 大きな声援をよろしくお願いします。 昨年のサッカーに、ミシャ監督の攻撃的サッカーが加わり、札幌のサッカーがどう変わるかが、とても楽しみである。


posted by consa.kazu |12:12 | コメント(0) |