2017年07月09日
神様 仏様 福森様
後半最後のプレーで、同点に追いついた札幌は、そのまま負ければ大宮と順位が入れ替わって、降格圏の16位に落ちるところだった。 エース都倉を出場停止で欠き、横山は大宮からのレンタルということで、出場できずに苦戦した試合である。 体を張ってボールを収めてくれる都倉がいなかったことで、高い位置で起点が作れなかった。 前半はスコアレスで折り返すことができたが、後半の入りで集中しなければいけないところを、立て続けに失点した。 2点目の失点は、河合が攻めあがってきた相手選手にマークがつききれず、押し込まれた。 攻守で、この日出場できなかった都倉と横山の穴ができた形である。 しかし、そのピンチを救ったのは、福森の2本のFKだった。 1点目は、小野と福森が少し長目の間から、福森が蹴ってゴール左のポストに、相手GKを抜いて跳ね返り右側のネットを揺らした。 そして試合もアディショナルタイムの4分が過ぎたその時に、大宮のマテウスがゴール左でハンドとなり、FKを得た。 この時のマテウスのがっかりした表情が、次のプレーの予感を感じさせた。
そして得たFKは、位置からするとヘイスの方が蹴りやすい位置だった。 福森とヘイスの話し合いに小野が通訳として入り、福森が蹴ることになった。
福森と小野が一調整をしているときには、ヘイスは何食わぬ顔で二人の後ろで見ていた。
柏戦でヘイスが直接FKを決めたときのように、ポーカーフェイスでいた。
逆にヘイスが蹴りそうな雰囲気を醸し出していただけに、福森のFKのコースは見事だった。 福森の蹴ったボールは、壁の外側を通ってゴール左に吸い込まれた。
あのコースを取って、正確に決められる福森のキックは神業出る。 正に、「神様 仏様 福森様」である。 あの時間に決めたゴールは劇的であったので、ベンチも大喜びだった。 そんな福森の2本のFKに酔いしれた試合であったが、この日もしっかりピンチを守ったソンユンのプレーを忘れてはいけない。 大前との1対1をしっかり防いでいた。 あそこでの失点は、確実に命取りになっていた。 次の浦和戦、ここまでアンカーの位置に入って安定的に守備が出来ていた荒野が出場停止ということで、都倉と横山が戻ってはくるが、厳しい試合になることは必須である。 中断期間お3週間で、課題をしっかり解消してほしい! 中断後の最初の試合が試合が重要になる!
posted by consa.kazu |07:12 | コメント(0) |