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2016年11月23日

「観て面白い試合」対「結果を求める試合」

北海道新聞の「燃えろ!コンサドーレ」平川弘の通信簿の日です。

見出しは、「J1では積極的な姿を」をです。

札幌ドームに3万3千700人の観衆が詰めかけ、J1昇格、優勝を後押しした金沢戦。
赤黒に染まったスタンドは、まるで欧州のゲームの雰囲気で、素晴らしい光景であった。

そんな中、両チームとも負けることが絶対許されない。
札幌は引き分けでも、J1昇格J2優勝。
金沢は負ければJ3降格という状況。
このため、守備的で硬く面白くない流れになった。

それは分るのだが、奇妙な光景を目にすることとなった。
途中投入の内村だけが、指示が伝わっていなかったのか、ボールを引き出す動きをするが、パスが出て来ないので不満を表す場面も。

コアなサポーター以外は、あの戦いぶりを見せられて、来年スタジアムに足を運ぼうと思うだろうか?
最終節で引き分け狙いに行くという、そんな部分もサッカー文化の一部である。

来季はいいサッカーをして、必ず残留してほしい。
その時は、アグレッシブな姿を最後まで見せてほしい。

評価は「普通」のCが、具「出番ほとんどなし」、進藤「シュートブロックは○」、河合「若い最終ラインを統率」、櫛引「ボール処理ミスあり」、石井「切り返して突破」、宮澤「いい反転あり」、上里「キック精度も今いち」、堀米「最後足合わせて」、荒野「ためが足りない」、都倉「裏抜けるもヒットせず」、ヘイス「序盤はロス多し」、内村「攻める気あったが・・・」です。
途中出場の前寛は「採点不可」でした。

試合が終盤までスコアレスで進んだために、戦術として終盤パス回しになった。
そして、スコアレスで終わったことで、途中出場の前寛以外がすべて普通の評価になってしまった。
終盤金沢と札幌の利害が一致したために、最後は共に引き分け狙いが、戦術とは言え観ていてつまらないものとなった。

ただ、これはこの試合だけを観た場合のことで、シーズンを通して目標のJ1昇格を考えると、決してつまらないものではない。
この日観戦のために初めてスタジアムに足を運んだ観客は、せめてもう数試合前のホームゲームからスタジアムに足を運んでいれば、この試合の戦い方になったことも分るはず。

来季はJ1なので、一試合当たり今季以上の観客がスタジアムに足を運んでくれると思うが、勝敗に関係なく足を運んで欲しいのだ!

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posted by consa.kazu |09:12 | コメント(0) |