2016年09月28日
ジュリーニョの左WB起用は正解!?
北海道新聞の「燃えろ!コンサドーレ」平川弘の通信簿の日です。 見出しは、「新戦略 左にジュリーニョ」です。 平日ナイターだったものの、1万1914人の観衆が詰めかけた。 首位札幌のJ1昇格が気になっている証拠である。 爽快な札幌ドームでは開始からエンジン全開で町田を圧倒した。 特に先制点となったヘイスのゴールは、いいときの札幌。 中盤で相手ボールを引っかけたジュリーニョが持ち上がると、内村とヘイスが間髪要れずにDFラインの裏を突くランニング。 攻守の切り替わった瞬間に、素早く攻め切手しますショートカウンターである。 ジュリーニョからオフサイドポジションにいた内村にパスが出たが、内村はボールに触らず、後ろから出てきたヘイスがボールを受けGKと1対1になった。 ドリブルで2人のDFを置き去りにして、GK高原との駆け引きを制し、あっさりゴールに流し込んだ。 この日の大きなポイントは、ジュリーニョが中盤の左サイドに入ったこと。 左WBに入るのは初めてだが、もともとジュリーニョはこの位置での起用を想定して獲得した選手。 攻撃では2得点1アシストと爆発したものの、守備ではマークの受け渡しができない場面が2回あり、1回は失点となった。 ジュリーニョを左に置くのがこれからの新オプションとなると思うが、守備での細部をつめてほしい。 評価「良い」のBが、前寛「寄せもパスの○」、ジュリーニョ「2得点も受け渡しに課題」、ヘイス「先制点はさすがの技術」、上原「久しぶりにすごいの見た」と、久しぶりに4人です。 「ふつう」のCは、具「PKもう少し頑張って」、菊地「1対1冷静対応」、増川「3点目の起点パス」、福森「良かったのに余計なPK」、石井「決めたかったニア」、宮澤「よく引っかけてたね」、都倉「仕掛けたことで3点目」、内村「機転利かせヘイスに」、堀米「3ボランチ?」です。 河合は「採点不可」でした。 もうひとつ、道新に「曽田雄志のコンサCHECK」にありました。 見出しは、「ジュリーニョWB起用 突破力発揮」です。 町田戦に勝ち、2位との勝ち点差9をしっかり守った。 札幌の持ち味である高い位置からのカウンターが効果的だった。 初めてジュリーニョが左WBで先発起用された。 ジュリーニョに求められたのは、ボールを受けてリズムをつくること。 トップ下ではボールをいい形で納められない状況も多いが、タッチライン際であれば前を向いてボールを受けやすく、突破力が生きた。 守備面では物足りない部分もあるが、札幌が主導権を握れる試合ならいいオプションになる。 気になったのは前後半ともに終了間際に失点したこと。 残り9試合で重要なのは、消極的にならないこと。 積み重ねてきた結果に自身を持ち、自分達のサッカーを強気に貫けるかどうかが、昇格への鍵になる。 ジュリーニョの左WB起用は、得意な場所での起用だけに、この日の攻撃的布陣が前半4分という早い時間に実を結んだ形だ。 失点はしないことに越したことはないが、それ以上に大量得点での勝利は、見ていて楽しいし、スタジアムに足を運びたくなる。 ただ、守備の部分では、突破力のある選手がいる相手の時には、失点の要因になりかねない。 ただ、ジュリーニョは守備が苦手なわけではなく、福森との連係の部分が上手く行っていなかったからである。 福森も決して守備が得意な選手ではないので、守備の連係の部分をしっかり詰めてほしい!
posted by consa.kazu |10:12 | コメント(0) |