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2016年05月06日

コンパクトな陣形を!

昨日のスポーツ報知に【宏太’Sチェック】が載っています。

見出しは、「首位キープへ課題は後半」です。

J1に行っても遜色ない戦い方ができていると言っていい、今季の札幌だが、それは前半だけを見た時の話で、90分続けられるようになることが、首位を守るために不可欠な要素になる。

前半はしっかりした守備から高い位置でボールを奪い、シュートまで行ける。
後半はDFラインが下がり、ボールを奪ってもそこからパワーを持った攻撃につなげられていない。
得点を見ても、明らかに後半に課題がある。
選手もスタッフも分かっていると思うが、そこは改善が必要だ。

今は少ない人数になった場面でも守り切れている。
個の能力があるのだから、そこまで後ろに多く人数を割く必要はない。
先制する試合が多いぶん、リードを守りたいという気持ちになるのは分かるが、もう一段階上がるためには、後半もDFラインがもっと勇気を持つこと。
前への意識を出し続けられれば、後半も押し込める。

昨季まではリードしていても取りこぼすケースが多かったが、勝てているのは力があるということで、45分の戦い方を60分、90分と延ばしていけば、余裕で自動昇格できる。

吉原さんが言っているように、引いて守りすぎていることが、数字としてデータに現れている。
札幌はここまで11試合消化した中で、オフサイドを取られたのは6試合で25回だが、オフサイドを取ったのは9試合で14回となっている。
オフサイドを取れていない試合が2試合で、清水戦と金沢戦である。

清水は相手が上手かったので仕方ないが、金沢戦は明らかに引きすぎのきらいがある。
オフサイドを取れた試合でも、1回しか取れていない試合が6試合もある。
前線と最終ラインの陣形がコンパクトになっていないから、オフサイドが取れない。
コンパクトに出来れば、オフサイドが取りやすくなり、攻撃にもつなげやすいはずだ。

点を取った試合のシュートのシーンを、のせてみました。

京都戦、都倉のシュート

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岡山戦、福森のFK

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C大阪戦、稲本のシュート
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徳島戦、内村のシュート

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金沢戦、ジュリーニョのシュート

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11試合戦って、9試合で15得点(OG2点)を取っている。
都倉6点、福森2点、内村2点、ジュリーニョ2点、稲本1点である。

7試合が勝利だが、内複数得点は岐阜・清水・京都の3試合で、後の4試合は1点しかとっていない。
引き分けの2試合も1-1の試合だ。

複数点が取れていないだけに、後半守りに入って点が取れない。
前半は攻撃に良い形が出来ているのだが、後半に入り守りに入って引いてしまう。

C大阪戦は後半37分まで点が入らなかったので、しっかり守りながらも攻撃を仕掛けていた。
その結果稲本のゴールが生まれた。
前半に点が入ったときには、後半残り15分までは0-0のつもりで戦っていく必要がある。
今のチーム状態であれば、よっぽど大きなミスをしない限り、点を取られることはないと思う。

次からは、先ず2点目を取る試合をしていって欲しい!
そのためには、コンパクトな陣形で試合をすることだ!


posted by consa.kazu |07:12 | コメント(0) |