2016年03月17日
メンタリーティーとフィジカル、どちらも大事
今朝は道新に月に一度の2つのコラムが載っています。 先ずは、「J2赤と黒の闘士たち」スポーツライター・斉藤宏則が迫るです。 今回は、DF35進藤亮祐19歳です。 大見出しは、「タフで冷静 新星堂々」です。 2月28日のアウェー東京V戦は、経験豊富なベテランでさえ、動きが硬くなりがちな特別な試合、だから、プロ2年目のDF進藤の躍動かなるプレーに視線が集まった。 試合は敗れてしまったが、進藤個人のプレーは非常に安定感があった。 的確なポジショニングでピンチの芽を摘み、東京Vの長身FWとの空中戦でも巧みに体をぶつけ、ほぼ完勝だった。 同サイドでプレーした見方のマセードに対しても、ベンチの通訳を介して細かな連係の調整を求めた。 開幕戦で、ベテラン顔負けの冷静な立ち振る舞いで、力を出し切っていたのが、この19歳だった。 小見出し「光る存在感」です。 進藤の特徴は守備技術もさることながら、常に冷静にプレーができるタフなメンタリティにある。 今季開幕戦がデビュー戦なのだから、緊張でガチガチになってしまっても不思議ではない。 さらに、小野・稲本・河合・増川、そうした大物の先輩たちの仲に放り込まれたにもかかわらず、臆することなく存在感を示したのだから、大したものである。 厳しいプロの世界で、周囲に気後れせずに伸び伸びとプレーできることも、大きな才能である。 小見出し「攻撃も果敢」です。 要所では積極的に中盤さらには前線に進出し、ボールを受けようとしている。 「まだまだ攻撃面では存在感を示せていない」と口にするものの、そのチャレンジを繰り返すたくましさは魅力的だ。 3月13日愛媛戦で念願の札幌ドームでプレーを果たした。 「お客さんがたくさん入っていたし、正直、緊張して動きが硬くなってしまった」。 タフなメンタリティが売りの若者にも、やはり札幌ドームは特別な場所なのだろう。 若きCBが今季、どれだけたくましいプレーを見せてくれるのか、楽しみにしている。 もう一つは「吉原宏太のマンスリーコンサ」です。 見出しは、「混戦予想 体力課題」です。 ホーム開幕瀬となった愛媛戦は1-1の引き分けに終わった。 MFジュリーニョのリーグ戦発ゴールに2万人を超える観客が沸いたが、後半草々に追いつかれると、その後は選手の足が止まり、決め手を欠いた。 試合後の選手の疲労感が気になった。 選手間の距離をコンパクトに保ち、前線からの連動してボールを奪うのが目指すサッカーのはずだが、その距離感が間延びしていて、走る両が多くなり、無駄に労力を消費した印象がある。 開幕東京V戦は0-1で敗れたが、選手の動きが悪く何もできない試合で、スコア以上の差があった。 岐阜戦は4-0の大勝だったが、後半は後半は無得点に終わったことがざんねんだった。 ただ、ハットトリックを決めた都倉の3点目は、進藤の折り返しに体を反転させながらボレーシュートを放って決めた。 フィジカルの強さがもたらしたゴールだった。 今季のJ2は、近年まれに見る混戦が予想されるリーグ戦を勝ち抜くには、チームとしてのタフさが求められる。 TVHが今季ホーム戦を10試合以上、中継することが決まり、番組のメーン解説を務めることとなった。 実況席に、ベンチ入りメンバーから外れた選手をゲストに招く、試みも予定しており、今までになかったサッカー中継になると思うので、お楽しみに!
posted by consa.kazu |09:12 | コメント(0) |