2015年12月17日
来季はタフなチームに生まれ変わって!
昨日のクラブワールドカップ準決勝、サンフレッチェ広島対リバープレートの試合は広島が押し気味に試合を進めていただけに、GK林のミスによる失点は非常に残念であった。 あそこまでしっかり守れていて、相手のFKを林が掴みに行って弾いたところを決められたからだ。 後の祭りではあるが、あのシーンではしっかりパンチングで大きく弾き返すべきだった。 もう一度同じようなシーでは、弾き返して事なきを得ていたからである。 それにしても、広島は世界の舞台で南米王者相手に、互角以上のプレーが出来ていたのは凄いと思った。 さて今朝は、道新に月1回のコラムが2つ載っています。 一つは、「J2赤と黒の闘士たち」スポーツライター・斉藤宏則が迫るです。 大見出しは、「元FW攻守に力強く」です。 今回は、DF29永坂勇人21歳です。 小見出し、「完封に貢献」 徳島戦、プロ3年目の永坂はリーグ戦初出場初先発を果たした。 終始冷静なプレーで、完封勝利に貢献。 相手FWは高さと強さを兼ね備えていたが、186㌢の大きな体を張って付け入る隙を与えなかった。 サッカーにおいて出番が与えられにくいポジションがGKだが、永坂がプレーするセンターバックも同じくらい狭き門だろう。 自陣ゴールに最も近い場所いる。 GKよりもボールを触れる回数は当然多い、常に的確なポジションを取らなければいけない。 現代サッカーではDFの選手も攻撃力を求められるから、機を見て前線に攻め上がる。 積極的なプレーを心がけなければいけない一方で、ちょっとしたミスも許されない。 U-18から2013年にトップ昇格を果たし、3年目にしてリーグ戦に出場し、ミスなく結果を残した彼のプレーは大きな称賛に値する。 小見出し、「活躍の布石」 10月14日天皇杯3回戦、先発出場した。 相手はJ1の鳥栖。厳しい試合であったが、永坂を中心とした守備陣は鳥栖の攻撃に一歩も引くことなく応戦した。 鳥栖の、日本代表FW豊田選手にも、臆することなく体をぶつけた。 ステップアップを実感できたゲームとなった。 ジュニア時代はFWだったが、Uー15に在籍していた中学3年の時CBに転向した。 中学までFWで、後にCBにポジションを移したという流れは、日本代表の森重(FC東京)、槙野(浦和)と重なる。 FW時代キックの能力を磨いているので、チャンスメークをしたり得点に絡めたりする。 小見出し、「目標は森重」 永坂は、とりわけ森重選手について「守りがうまいだけでなく、キックからチャンスを作り出せるので、目標としている選手のひとり」と言う。 永坂は「今季の収穫は多かった。接触プレーではある程度やっていける自身も得ることができた。オフにもいい準備をして、来季レギュラーをつかみ取りたい」。 2016年をしっかり見据えている。 もう一つは、「吉原宏太のマンスリーコンサ」です。 見出しは、「タフになって来季こそ」です。 今季最終戦はいい試合だった。 小野、稲本の両ベテラン選手がそろえば強いチームだとあらためて感じた。 J1チャンピオンシップを制した広島や、J2プレーオフを制した福岡の試合は、札幌の選手の刺激になったと思う。 こうしたチームの共通点は、チーム全体でタフに戦い終盤まで勢いを保った点だ。 札幌はシーズン途中で監督交代、選手のけがも相次いだ。 札幌の選手のタフさは物足りないと感じた足し、技術だけでは勝てないことが証明された。 打開するためには、試合の映像を選手同士で見て研究するとか、個別で体力強化に取組むとか。 勝つために、同僚より、相手チームより、多く努力する姿勢が求められる。 過去の実績の延長線上を惰性で進むのなら成長はない。 思いっきり外れ、新たな道を切り開かなければ進化できない。 札幌の若手には常に考え、新しい知識を得て挑戦し、技術や経験を積みながら、日々進化するイメージをもって未来を切り開いてもらいたい。 3期連続でJ1昇格を逃した悔しさを、来季タフに生まれ変わった札幌の選手が晴らしてくれると信じている。 広島のクラブワールドカップを戦っている試合を見ると、吉原宏太さんが言うように物凄くタフであると実感できる。 これ以上、J2に甘んじていられる時期は過ぎたと思うので、来季はタフさを身につけてリーグ戦に臨み、J1昇格を目指して欲しい! また、3年目にやっとリーグ戦に出場できた永坂だが、今季の活躍を見ると来季は今年以上に頑張ってくれる予感がする。
posted by consa.kazu |13:12 | コメント(0) |