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2015年09月30日

エリア内でドリブルを

北海道新聞の「燃えろ!コンサドーレ」平川弘の通信簿です。

見出しは、「気持ちを切らさずに」です。

プレーオフ圏内の6位とは勝ち点差が10、勝ち点差が残り試合を上回ると、逆転は難しいという「法則」からすると、プレーオフ進出は無理な状況となった。
上ばかり見ていたが、J3降格を心配しなければならなくなってきた。
J3との入れ替え戦を戦わなければならない21位との勝ち点差も10、油断していたら自動降格もあるという予断を許さない立場なのだ。
もちろん上を見てがんばるのは当然で、選手は気持ちを切らさないで欲しい。

ゲームは小野を中心にボールをキープし、札幌がほとんどの時間は主導権を握っていた。
小野中心に据えてから遅行のため、群馬は守備を固めてしまうのだ。
その対策として、サイドからクロスボールやミドルシュートをトライする意識は見られたのだが、最後の精度がいまひとつ。
後半38分にPKを誘って、群馬の壁をこじ開けたと思ったのだが、ナザリトがPKをはずした。

小野が蹴ると思ったのだが、ナザリトに得点を取らせて自信を回復させようとした優しさがあだとなってしまった。

評価は「悪い」のDが、ナザリト「悪くなかったがPKが・・・」の1人だけ、「普通」のCは具「出番少もキックミス」、櫛引「1対1は冷静対応」、河合「主将だが戦術的交代・・・」、福森「右足でPKゲット」、石井「決定機逃すもよく健闘」、宮澤「小野のパス止まらんか」、上里「そろそろFK弾見たい」、深井「最後のパスずれる」、前貴「シュート、パスの精度なし」、小野「決定機はつくれず」、内村「次節出場停止は痛い」、荒野「よくトラップした」で、都倉「採点不可でした。

守備では、被シュート数3本で0点に抑えたのだから、評価して良いと思うのだが、やはり攻撃ではシュートの精度の低さと、PKを外したことは大きな減点になるのは仕方ない。

可能性としては厳しいが、数字的にはプレーオフ進出が無いわけではないので、上を目指して残り試合すべて勝利するように頑張ってほしい!


昨日のスポーツ報知に【宏太’Sチェック】が載っています。

見出しは、「コンサ、もう少し近くからのゴールのイメージを」です。

引き分けには終わったが、選手は戦っていた。
6試合ぶりに入った石井は特に良かった。
悪い流れの時は、自分の責任にしたくないから、センタリングなどもピンポイントに出すことの失敗を恐れがち。
しかし石井はクロスもニアとファーがはっきりとし、ゴール前にも入り込んでいて、こういう姿勢を出せば点は入ってくるものだ。
札幌が強かった時のような、絶対的なエースは今はいない。
その中でどう点を取ればいいかは、工夫しかない。
サイドをえぐったらニアで1人つぶれるとか、単純でも決めごとを入れてあげるのも1つの手だと思う。
練習を見て感じるのは、シュートの距離が遠いかなと。
もう少し近くから流し込む感じを身につけたり、ゴールに入れることをもっとイメージさせた方がいいと思う。
群馬戦でも19本もシュートは打てているのだから、練習から1つ形を作っていけば、変わってくるはずだ。


今の札幌は、とにかくボールタッチの時間を極力短くして、速いパスをつなげることが多い。
以前は、ペナルティーエリア付近でドリブルで相手DFを抜き去って、シュートを打つ選手がいたが、今は全くいないと思う。
確かに、パスをつないでシュートが決まれば、きれいでスタジアムも沸く。
でも、それ以上に相手DFを小気味良く交わしてシュートを打って決まれば、もっと沸くはずである。

また、パスだけを繋ぐのであれば守っているほうは予測がつく。
しかし、ペナルティーエリア内でドリブル突破を図れば、相手は反則を犯すわけには行かないので、守りはパスを繋いで責めるときより緩くなるはずだ。

ペナルティーエリア外ではパスを回しても、エリア付近から中へはドリブルで、どんどん仕掛けて欲しい!
試合の中でシュートを打つ意識は、19本のシュート数を見てもついたことは分る。
後は、ゴール前での工夫であり、そのひとつの作としてゴール前でのドリブル突破を入れてみてはどうだろうか?

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posted by consa.kazu |09:12 | コメント(0) |