7千人とも噂される程大挙してドームに押し寄せた浦和サポ。
その統一された応援ぶりとドームに響き渡る浦和コールの前に、コンササポの絶叫にもにたコンサコールはかき消されてしまいそうである。
しかしホームでの戦いであるかぎり、敵に後を見せて応援を止めることはできない。ピッチで戦っている選手達に、自分の思いを届けたい。選手の頑張りを応援していきたい、サポーターの必死の応援は続く。
が、コンササポの一人一人が声を限りに叫んでも、ばらばら散発的であるために、浦和コールの勢いが増すにつれてコンサコールは消え入りそうになっていったのである。試合の展開とは関係なく、コンササポの疲労感は増していく。
コンササポの応援も、最早これまでか・・・
そのときである。ゴール裏で沈黙していたUSの中から突然大きな札幌コールがわき上がってきたのである。そして、USが応援をリードすることにより、札幌の応援が再び勢いを取り戻してきたのである。それまでの応援で疲労していたサポ達も、再び札幌コールを叫び始めたのである。
徐々に札幌コールが浦和コールを上待ってくるようになってきた。ピッチ上のコンサ選手達の動きもよくなってきた。
「いける!」「勝てる!」
そして迎えた試合終了の笛。その時、札幌ドームのホーム席はピッチと一体になった歓声に包まれていたのである。
USが応援に参加したことで、最後まで浦和サポとの応援に対抗できたのである。
「USが応援に参加してくれたお陰だ」「USの応援がなかったら・・」「やっぱり、USだ」「USって、すごいよね」
ドームをあとにする札幌サポの会話は、試合途中から応援に加わったUSの話題で独占されたのである・・・・・・・
なんてことはないですよね・・
こういう妄想というか絵図を描くのは、私くらいのものです。
明日は、天皇杯。
天皇杯で勝っていくより他に道はない。
闘争心を勝利にまで昇華せよ!