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2009年09月06日

息子の試合は書いて忘れる

さっき急に胃が痛くなった。胃ってほんと乙女のようにデリケートな臓器だな。
うっかり聞かなきゃ良かった。いつものように普通に 「今日もあそこで試合?」
くらいですませておけばよかったのに、余計な質問をしてしまった。
「そろそろ大詰め?」

「俺が負けたら全道行けない」 

今、秋季大会の真っ最中。
どこの学校でも部活でも、大切な試合がこの時期にあって、インフルエンザの影響で今まで頑張って
きた3年生が出場できないかもしれない事態があると新聞で見たが、それは息子たちの間でも
「先輩、罹るなよ!なんとか粘れ!(罹患しないように)」 そういう状態だったらしい。
だから、この日を迎えられただけでも恵まれてるのかもしれない。

でも・・・うちの息子の試合がそんな重要な役割を担ってしまったなんて・・・
聞かなきゃよかった!!!!!

淡々と食事してシャワー浴びてしたくしてる間、わたしはパソコンに向かって何か見てるふりしてた
けど、なーんにも目に入ってこない。胃がきりきりしてきて。

PKはずして負けちゃうみたいなものだろうか?ふとサッカーに例えてみた。
「なんではずすんだよ!」 「あの失敗がなければ!」
そんな無言のプレッシャーに苛まされるのだろうか・・・
気付けば もう負けてしまってからのことを考えてしまってる自分にほとほと呆れた。

違うよね。彼の実力を知ってるのは、わたしなんかじゃなくて仲間たちだ。
毎日毎日一緒に汗を流してきた仲間たちが、ちゃんと彼の力を知ってるはずだ。
今まで過ごしてきた時間の中で はしゃいだり、疲れたり、嫌気がさしたり、すげーと叫んだり、
いろんな場面を共有して乗り越えて今があるんだろう。
それは親なんかじゃ決してわからないたくさんの時間の中で培ってきたもの。
そこまで思えた時に、ふっと肩の力が抜けた。胃がらくになってきた。

逃げようと思えば逃げられる術だけを磨いてきてしまったしょーもない人間のわたしは、
息子たちがたびたび直面する逃げられない場面に遭遇する時に、非常に無力だ。
かける言葉のひとつも浮かんでこない。
でも、そんなのいらないんだよきっと。いやむしろウザイだろう(苦笑)

いつもうちの前でみんなで待ち合わせて出発するんだけど、彼らの部ジャーはまるでコンサ。
上が赤で下が黒。遠くから見たら 「あ!コンサユース!」と間違うと思う。
でも背負ってるものがバカでかいテニスバッグだから間違わないか。
こっそり窓から見送った。笑顔でチャリこいでく姿見て、泣けた。普通にやっといでよ。

プレッシャーに立ち向かうすべての人たちにエールを送りたい。
朝っぱらから 何書いてんだ。

かあさんはコンサの応援をしてくる!

posted by aru |07:22 | 日記 | コメント(7) | トラックバック(0)