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2008年01月04日

笑えるっていいよな TV編

暮れからお正月はなんといってもテレビとの戦いであった。
いや、サッカー以外は これといって絶対見たいという番組はないので 誰と戦うわけもないのだが。

戦いは己の心にあった。

笑えるっていいなあ。

子どもたちが お笑い番組を果てしなく流し続けておった。
そして ヒーヒー言いながら 笑いで悶絶しているのを見ながら

なんで笑えるんだろう。

いつもいつも思っていること。
そしてそのようなことを口にしたならば、空気がふっと変わり、
「感性が違うから」 「世代が違うから」 
そこで こちらがムキになって言い返すと 喧嘩へと発展したことも幾度となくあり。
なので、言わないように 己の脳を別の世界に漂わせようと無関心になり、
笑えない自分がおかしいのか、笑ってるあいつらがおかしいのか、考えるのもばかばかしく、
タブーな領域になっていったお笑い系の番組についての発言。

お笑い芸人そのものについてどーのこーのではなく、ちゃんと見ていないから
なにも知らないのだが、例えば、2段か3段の席に座っている8人くらいの タレントのような
人たちがいるような番組は もうダメ。 もうダメ。

それでも何も言わないように なってきたつもりだった。

ある日から わたしを産んだ、わたしから ドリフターズを取り上げ、
小学生の時は 8時にふとんに入れた マイマザーが我が家に降臨した。

幼い頃から マザーの感性に拠るところの 「くだらない番組」 は一切 見せてもらえず、
いつの日か もう自由に自分で好きな番組が見れる年頃になった時、
その傷の大きさに気づいた。 

同じだ!
同じものを くだらないと決め付けて、違う世界に見向きもしなくなる頑固さ。
ショックだったさ。

そして、少しは孫たちに愛されるような 婆さんになった今ではあるが、
ある日 ついに その言葉を解き放った。

「 なにが おもしろいの? 」

凍りつく居間。

そ、それは・・・言っちゃあいけなかったでごわすよ かあさん・・・。

わたしとかあさんは 秘密会議を開いた。 
他の時なら たまには我々も言おう。しかし、今はやつらは受験生だ。ナーバスなのかもしらん。
笑える時に笑わせておこうじゃないか。
もし 見たい番組があるならば 一緒に 2階の寝室で見ようや。

そういうわけで 母がどうしても唯一聴きたかった 「千の風になって」を見るべく
紅白歌合戦は 途中から2人で2階で見たのであるが。

各部屋にテレビがあるというのがそもそも間違いであり。
長男の部屋が2階のトイレをはさんで隣にあるわけだが、居間は居間で別の番組だし、
どうしても録画じゃなく見たかったらしいのだが 「絶対に笑ってはいけない 云々」を自室で
見ていた 長男の ほがらかな笑い声が がんがん聞こえてくる。

「あの人 もうすぐセンター試験だってことわかってるんだろうか、どう思う?」 言いながら
こちらは感傷にひたるべく 紅白を見ていた。

きた。千の風になって・・・ お手紙が読まれる・・・ 涙でる・・・ 準備OK。

きゃははははははは!!!
ぐぁははははははは!!!
ひーーぃっっっっっっっ!!!

あちらの笑っちゃいけない番組もクライマックスを迎えたようであった・・・

終わった・・・・
千の風に~は 極限の笑い地獄に邪魔をされ 終わった。
しかし、未来予想図は ちゃんと聴けた・・・せめてもの救い。

チャンネル争いをしていた時代があった。諦めることを学んだ一端にもなったかと思う。
でも今は 録画も出来る VHSもハードディスクもフル回転させて。
それでも ひとりひとりが その瞬間に見たいものがあって、ああ、終わってる・・・

子どもが小さいとき 「うちは テレビを見せてないの」 そう言っていた何人かのママ友たちよ・・・
今も 見せてないのですか?(涙)

早く学校始まれ。
つか、学校に入れると良いと切に思う受験生の家庭のひとこまであった。

長い。喋らせるともっと長いから いいことにしよう。 

今年もいっぱい笑うぞ! 笑いは 受け取るものじゃなく勝ち取るものだ。おりゃー!

posted by aru |21:11 | 日記 | コメント(4) | トラックバック(0)