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2022年11月22日

今年を振り返る4 ボランチ編

 ボランチは駒井、荒野、深井、高嶺と層が厚いポジションでその中から
 2人が先発のことが多かった。
 しかし、シーズン終盤に駒井、深井が怪我で長期離脱して一気に層が薄くなった。そこで怪我から復帰した宮澤もボランチに入ることが多くなった。

 宮澤はシーズン当初は昨年と同じくスイーパーに入っていたが、スイーパーとしてのスピードの遅さを補えなくなったり怪我でポジションを失った。ただ、ボランチとしてはチームの心臓部としてやはり宮澤のボールの出し入れやキープ力判断力は特筆すべきでさすがと思わせるプレーを随所に見せてくれた。

 駒井はチーム事情でシャドーやトップをやっていたこともあったがやはり現在はボランチが主戦場だろう。ボール奪取、起点になる動きはさすがのもので前線に飛び出していく動きもうまい。終盤で大怪我をして長期離脱になってしまったが、来年はシーズン当初から出場出来るような回復を望みたい。

  荒野は一昨年の大怪我から今年は完全復活。持ち前の運動量と守備で相手の前線をかき回す動きが増して、チームの勝利をアシストして行った。ただ、序盤のパスの精度がよくない試合も多く、ここはしっかり改善したい。いずれにしてもチームを引っ張ってほしい。

  深井は今年もミシャに大事に使われ、力をフルに発揮してくれた。特長のボール奪取力はさすがで、またパスの精度も上げて、決定的な縦パスを入れて得点の起点になった。ただ、トレーニング中にまた右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負って離脱、現在はリハビリに務めている。何度も何度も這い上がってきた深井だけに今回も這い上がってほしい。復帰はシーズンの途中になるだろうが、焦らずピッチでまた深井の有姿を見せて欲しい。 

 高嶺は今シーズンも活躍した。厳しく人に行く守備、フィードの精度も増した。CB事情で左CBに入ることも多かった。ただ、高嶺はもっと出来たはず。来季は柏へ移籍することになったが、柏でコンサ戦以外で頑張ってほしい。そして海外に出て活躍してほしい。

 井川はボランチではなくCBで主に起用された。しかし、なかなか思ったプレーができず。決定的なミスを何度も犯した。しかし、本人もミシャ式のCBは慣れなかっただろうし、本人の希望はあくまでもボランチ。来季はボランチで思い切ったプレーを見せて欲しい。
  大伍は今年復帰。あまり出場機会はなかったが、出場すれば必ず光プレーをしてくれた。本人は真ん中でプレーしたい希望を持っているようだが、WBでも決定機を何度も演出していた。年齢的な衰えからスピードは速くないが的確なポジショニングでカバーする動きはさすがのものがある。

 伸二は今年も出場機会は少なかったが、出場すれば華麗なプレーや決定機を演出した。
 ベンチやベンチ外でもチームを上手く盛り上げてくれていた。来季も現役続行という報道も出たが来季はピッチで躍動するシーンを何度も見たい。

  ふじれんはエリートリーグもなかったのでなかなかアピールできなかったが、タイ遠征の試合では1ゴールと気を吐いた。スピードはあるタイプではないが、うまくスペースに入っていく動きやパスを散らすプレーには可能性を感じた。磐田の遠藤のようなプレーをすると評するサポーターもいるが、お手本になるボランチの選手はチームにたくさんいるのでうまく吸収してどんどんうまくなってほしい。

 
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posted by 孔明 |20:23 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(0)