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2020年09月28日

守備の練習をもっとしてほしい。また、マンツーマンDFの見直しも

 20試合終わって失点数が40と清水の失点数45についでリーグワースト2だ。1試合2失点はいかにも多い。これが1試合2点以上取れるような状態ならば仕方ないととらえることもできるが、得点数が23ではどうしようもない。

  チームは今年、ハイプレスとマンツーマンDFをかなりタイトにやっているがなかなかそれが実になっていない。

 前半序盤はボールをもって攻めるが得点できず、一瞬の隙からあるいはミスで失点し、取り返そうと焦って前掛りになり、カウンターから失点を重ねるというお得意のパターンだ。

 失点はある程度容認する。得点を余計とると言うコンセプトだから仕方ないが、それでもこの得失点のバランスは非常に悪い。

 ミシャのサッカーとして途中段階の産みの苦しみと言えなくもない。横浜FMが2年前にボロボロだったのが昨年実を結んだように成長過程ととらえればいいのだろうが、それでもやはりサポーターの多くとしてはこのように負けが込むことはなかなか受け入れがたいだろう。自分もその1人だ。

 ミシャはバスを並べて待つようなサッカーはしたくないと例えでよく使うが、このように得点は取れないわ、失点するわでは気が気でない。特にJリーグは降格制度があるだけに、来年が心配だ。

  もちろん今年のような過密日程により、練習はできない、層が薄いチームは不利と言う要因も加味しなければいけないが、どうしても目先の勝敗に目がいってしまう。

 要は得点してくれ、失点はなるべくするなということなのだが、なかなかうまくいかない。

 ミシャもそういうジレンマを感じているのではないだろうか。

 失点はミスからも多い。前節の神戸戦でも3失点目や4失点目は目も当てられないミスだ。
 まずは失点を減らしてほしい。これから涼しくなってなおかつ8月、9月のような過密日程も少なくなる。また練習時間も増えるだろう。

 今年は練習を見に行っていないので想像の範囲を超えず、誤ったことを言っているなら申し訳ないが、守備練習をもっとしっかりしてほしい。

  攻撃練習をすれば一方で守備練習に自然となるという話しもあるが、これはどうも信じがたい。守備は守備で重点を細かにチェックしないとうまくいかないのではないか。
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 ' 攻撃的な守備、ハイプレスが守備になるのはもちろんだとは思うが、相手のカウンターに備える守備練習をしないとかなり難しいと思う。

 ただ、ミシャの場合にはマンツーマンDFで最後は1対1で勝てと言う主義だからそもそも今のチームにはかなり難しいのではないかとも思う。

 今のままの攻撃サッカーで相手のカウンターを止めるには相手のFWのスピードにも負けない、1対1で負けない選手が多く必要。しかし、このような選手はミンテが或る程度できるだけで他はいないし、まだ慣れてないこともあってミスも当然ながら生じる。そのような選手がなかなかいないのでこのような守備を求めるのも今はそもそも間違っているのではないかと思う。

 大部分の時間帯でマンツーマンDFを続けるから選手の疲労もあるし、ミスも生じる。マンツーマンから時間帯によってゾーンにかえる臨機応変な守備も必要だと思う。 
 

 個人的には今の川崎Fのサッカーがほぼ完成形だと思っている。終始ボールをもって攻撃時間を長くして守備の時間を短くする。またボールを奪われればすぐさま複数で囲んでボールを奪い返す。カウンターに備えて2重3重の守備ができる。

 当然ながら得点は増え失点は減る。

  そのようにミシャが考えを変えるかどうかで違ってくると思う。今は横浜FMのチアゴマルチンスのような選手がいないし、1対1の守備も成熟していないのでそのようなサッカーをやらずにある程度攻撃の人数を絞って後ろに残し守備を考えるサッカーをやった方がいいと思う。
 

 このままでは失点だけが増えそうだ。
 


                                    
                     勝手に叱咤コンサ外伝
                                       
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posted by 孔明 |19:59 | 戦術 | コメント(5) | トラックバック(0)