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2020年01月31日

ミシャのタイキャンプ総括

道新、日刊、道スポ及びスポニチにはタイキャンプのミシャの総括記事が載っていた。

  ミシャ「監督という仕事は『満足している』と言ってはいけないものだが、このキャンプはまずまずの出来だった。」

  タイでの練習試合4試合は3勝1敗  合計15得点と変わらぬ攻撃力は示した一方、失点も8と多かった。

 指揮官がもっとも注力したのがハイプレス。

 前線3枚に加えて両WBも積極果敢に押し上がり、敵陣で相手を追い詰める。ただ、守備戦術はまだ発展途上。的確なプレッシングができなければ、後手に回るのは自分たちになる。

 「今は準備期間。ミスは起こっていい。これは(攻撃と守備)両方をいかに求めていくかというトライだ。サッカーは攻守が表裏一体。今まで通り攻撃的なスタイルを貫きながら、攻撃的な部分を落とさずに守備をして失点を減らしていく試みだ。前でボールを奪うことができれば、攻撃力は落とさずに守備もできる。」

  「覚悟を決めたからにはやりきる。よりダイナミックに、より危険になる」

  「守備でも攻撃的に行き、失点を減らす。その中で選択したのがプレスだ。」
 
 「1対1の局面が大きくなれば、危険もある。それを恐れてしまっては成長はないだろう。時間はかかるが始めなければ到達できない。準備期間でミスが起こっていい。本番で出ないようにしていかないといけない。」

 「同じ(3バック)システムの相手は(わなに)はめることができた。それは確認できた。」

 課題は選手の配置がかみ合わない相手への対処だ。29日に戦った釜山は中盤の底にアンカーを置いた4バック。札幌の3-4-3の布陣ではアンカーをチェックできる位置に選手がいないため、前線の1人を監視役としてトップ下に置いたが、マークがずれたり、寄せが遅れたりしてプレスが空転。前に出て守備をすべき両サイドも背後を気にして、最終ラインにとどまってしまった。

 「(釜山のように)相手の布陣が4-1-4-1の場合はどういう風にすべきか考えていきたい」

 「状態も上がってきて、良い状況で沖縄に入れる。より(新戦術を)掘り下げていきたい。」

  「開幕するまでの3週間は我々もよく観察していかないといけない。私自身も覚悟を決めている。スリルを味わってほしいし、私も味わいたい。札幌は何年も開幕戦で勝っていないので、リーグ戦を含めて勝っていきたい。

 ミシャによるとタイキャンプはまずまずというキャンプだったらしい。
タイキャンプで手がけた重要な戦術は「ハイプレス」
攻撃的な守備。

 しかし、まだまだミスも多く、完成に至っていない。

 当然キャンプだからミシャもミスを容認している。

 ミシャのこの戦術だと前からボールをとりに行って、プレスをかわされた場合には後ろは守っている人数が少なく、CBと1対1になる可能性が高い。

 最後はCBが1対1を止めなければいけない。

 今シーズンはこんな場面を何度も見ることになるのだろう。

 ただ、プレスがうまくはまると守備の時間が短くなるので失点は確実に減る。

 ミシャは攻撃と守備とは表裏一体と言っているがまさにプレスがはまるかどうかで点をとるか取られるかになってくると思う。

 実際、タイの練習試合でもプレスをはがされて危ないシーンから失点したシーンも何度かあったようだ。

 いかにプレスをはめるかに腐心していかなければいけないだろう。 

 個人的には常々サッカーで一番大事なのは「プレス」と思っているのでミシャがそれをテーマにチームを作ってくれるのは正直うれしい。

 いかにこれを構築するか、沖縄そして熊本キャンプでできるだけものにしてほしい。





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posted by 孔明 |20:35 | 戦術 | コメント(4) | トラックバック(0)