2019年06月03日
マイナスのセンタリングを入れる状況をどんどん作ってほしい。
前節のJ1の試合のダイジェストを見たが、興味深かったシーンがあった。湘南対横浜FM戦や川崎F対浦和戦では、サイドからのグラウンダーのクロスから得点が入っていた。 いずれもサイドをうまく突破してフリーになってクロスを入れて、川崎Fの場合は得点者が反対サイドにいて合わせたという得点。また横浜FMの場合は後ろからスペースに抜け出てクロスのボールに点で合わせてゴールが決まったというシーンだった。 Jリーグの試合にこういう形からの得点が多いというのは、やはりサイドをえぐっての攻撃は得点の確率が高いということだろう。 川崎の得点シーンは左サイドから突破してマークを外して、右サイドにグラウンダーのクロスを入れてフリーになった選手が楽々蹴り入れたもので。あんなに簡単に点が取れるんだなと思わせたシーンだった。 もっともこれは簡単に見えて簡単ではないと思う。まずはサイドを突破しなければいけない。 サイドをどうやって突破するかを考えなければいけないが、単独突破できればいいが、多くはサイドチェンジや前線の複数の選手との連携の崩しだろう。また、相手の人数が戻りきる前に素早く入れなければ蓋をされて、クロスは入れられなくなる。 やはり流れのなかで得点を入れるにはこのようにサイドからの攻撃が有効だと思う。やはりマイナスのクロスが必要だ。 広島戦の前半はこれがほとんどできていなかった。 コンサの場合にはルーカスや菅、福森がこのようなシーンを作ることが多い。 広島戦の前半はルーカスが右ウイングバックでなかったことが閉塞感を強くしたように思う。 今後も引いてくるチームが多くなると思うが、このようにクロスを入れる選手が容易にサイドの深い位置に素早く侵入できるようにしなければいけないと思う。 サイドのマイナスのセンタリングは得点になる可能性が高い。 サイドでこのような状況をどんどん作ってほしい。 勝手に叱咤コンサ外伝 孔明ツイッター
posted by 孔明 |20:28 | 戦術 | コメント(2) | トラックバック(0)