2018年03月27日
5か国語飛び交う多国籍軍コンサドーレ
今日の日刊スポーツにはコンサで活躍する通訳の話が載っていた。 大きなタイトルで「通訳は中間管理職」と書かれていた。 今のコンサには5か国語の通訳がいる。 ドイツ語、英語、韓国語、ポルトガル語、タイ語だ。 ドイツ語をミシャが話すのでそれを杉浦さんが日本語に訳し 外国人選手はそれをまた通訳が母国語に訳すといったことをやっている。 ジェイの通訳のビッソルさんは、「ドイツ語と英語は似ている部分があるから、2回分聞けるからラッキー。日本語からの訳だと、話をまとめて言わないといけなかった。」 (監督は攻撃の動きなど細かく指示を出す。全部訳すのですか?) 鈴木通訳「彼ら(ジュリーニョ、ヘイス)にかかわることはすべて。違うポジション、例えばDFの話とかは必要に応じて」 ビッソル通訳「全部ではない、混乱するかもいれないから、練習後に「あの時誰誰にこう言ってたよ」と話す。」 (監督が感情表現をするときにはどう訳すか) 杉浦通訳「例えば怒っている時は結局何を言われてるかが大事。監督は見たら怒っているのってわかりやすい。選手の感情を揺さぶらないといけないとき、ミーティングに時とかは自分も大きな声を出したりして表現するときもある。 鈴木通訳「監督が怒っているなと思ったらきつめ、命令形にしたり」 (通訳としてこれまでうれしかったこと) ディパポル通訳(タイ語) 18日の長崎戦でチャナがヒーローインタビューに立った時、やっと得点できてやっとたてたこと。 (苦労は) 鈴木通訳「サッカー用語。パスとかシュートとかもブラジル国内で使う言葉が違うし、年々新しい言葉がでてくるので日々勉強 ディパポル通訳(タイ語) 複雑な作戦などは少し難しい。かなり集中して監督の話とかを聞いている。 杉浦通訳 自分が怒られている時に通訳するのはきつい。 (通訳の仕事とは) 「通訳は中間管理職。人と人との間に立って自分を通じてみんなの仕事がうまくまわるようにオーガナイズするのが仕事。」 ビッソル通訳「選手がプレーしたすいようにする。」 鈴木通訳「ブラジル人選手が契約を終わって空港に車で送るときがつらい。結局泣いちゃう。」 横浜FMも監督を含め5か国のことばが行きかうとのこと。 コンサはかなりの人数の通訳がいる。 それぞれ大変だと思う。その外国人が契約満了になったら、多くは職を失うし、寝食を共にするほど密接な関係だけに、別れはかなりきついだろう。 そのなかでやはりその選手が活躍するのが一番うれしいに違いない。 チャナの通訳ディパポルさんは、チャナがお立ち台に立ったのがうれしいと言っているが、やはりその選手が活躍してお立ち台に上がればかなりうれしいだろう。 コンサの場合には監督が外国人なので、そこから通訳するのも大変だろう。 監督は興奮しやすいので、まとめて喋る場面もあるだろうし、覚えておくのも大変だろうと思う。 しかし、スムーズな意思相通には通訳の仕事は重要だ。 特にミシャの通訳の杉浦さんは間違えれば、その間違えた通訳がすべての選手に言ってしまうだけにかなり気を使うと言っていた。 鈴木通訳は今でも在籍したブラジル人の選手と電話をしているらしい。 フッキやエメも今でも電話がくるそうだ。 やはり簡単に人との絆は途切れない。通訳は中間管理職らしいが、人を扱うだけに大変だろう。 勝手に叱咤コンサ外伝 孔明ツイッター
posted by 孔明 |20:54 | 話題 | コメント(3) | トラックバック(0)