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2017年12月27日

今年を振り返る7(ボランチ編)

 ボランチはシステム的には前半戦は3ボランチをやっていて、後半からダブルボランチに変更した。
 当初は深井と宮澤と兵藤でボランチを組んでいたが深井の怪我で荒野に代わり、後半戦からは宮澤と兵藤。宮澤と荒野のボランチの組み合わせが多かった。

 深井はシーズン当初よりボランチの中心として他の選手との違いを見せたが、本来の深井のキレがあるプレーが見られず、調子はあまりよくなかった。そして4月に行われた甲府との一戦で左膝前十字靭帯断裂、左膝内側半月板損傷、左膝外側半月板損傷の大怪我を負った。今季試合に出られないということで、大半はリハビリのシーズンを送った。それでも12月には鳥かごにも参加できるなどほぼ治り、来季はスタートからいけると思われる。
 来季はこれ以上怪我をしないような体作りとJ1でも目立ったプレーをしてくれるように願いたい。


 宮澤は今季もキャプテンとしてチームを引っ張った。ミスも少なかった。ボランチで地味だが、セカンドボールをよく拾い、中盤でタメをつくって攻撃をスタートさせていた。守備の意識も高くなり、ボール奪取力もついたように思われる。
終盤戦荒野と組んだダブルボランチはメリハリが効いて、かなり威力を発揮した。
来年もチームを引っ張って行ってくれるだろう。来年、日本代表を目指してほしい。

 荒野は今年はボランチが多かった。ウイングバックもやっていたが、ウイングバックでは持ち前の運動量が生かされなかった。深井の怪我からはアンカーの位置もやっていたが、
あまりフィットしていなかった。
荒野の良さが発揮されたのは後半戦ダブルボランチに起用されてからだろう。危機察知能力を発揮してボールの寄せが速くなり、厳しいあたりにもボールをキープできるようになった。G大阪戦で足を裂傷したが、その怪我がなければ最終戦の鳥栖戦も先発したに違いない。J1の戦いの中で伸びた選手の一人だろう。海外志向の強い荒野だが来年はどうするのか気になるところである。

 イナは昨年大怪我をして今年秋口にようやく復帰。途中出場で存在感を見せた。シーズン終盤は逃げ切りの切り札として起用された。良いところで途中起用され、守備に貢献した。
イナが入ると中盤が落ち着くのでチームに好影響を与える。来年はミシャ監督の下出番も多くなると思われる。来年はスタートラインに立ったつもりで頑張ってほしい。

 前弟はリーグ戦は4試合途中出場。いずれも守備固めで登場。時間が短く、試合に十分出たという感覚はないだろう。また、今年は主にルバンカップに出場したがこれといって強烈な印象はない。もとも身体能力が高く、ボランチの必要とする能力を持ち合わせているが小さくまとまってしまっているように思う。もっと個性を出して、練習からアピールしないと、いけないだろう。このままだと埋もれていまい、チャンスの目はなくなる。来年は水戸にレンタル移籍だそうだが、水戸でレギュラーをとってほしい。自信を持って練習からやればできるはずだ。

 ミンテは本来はボランチだがチームの事情によってCBに起用された。もともと対人能力が高く、突破力、推進力があるので期待されたが、CBのポジションは彼には合わなかった。守備ではミスを連発し、セットプレーでマークを外して失点の原因になるなど。途中からCBには起用されなくなり、怪我もあってベンチにも入れなかった。ただ、これは使う方も悪かった。もっとミンテの本来の場所で使ってやれば活躍できたと思う。
どうやら複数年契約らしいので、来年は彼の活きる場所で使ってあげてほしい。


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posted by 孔明 |20:38 | 今年を振り返る | コメント(4) | トラックバック(0)