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2013年12月18日

今年を振り返る6DF(センターバック)編

 センターバックは1年を通じてソンジンと奈良で組んでいた。控えは櫛引とパウロン、永坂がいたが、監督の信頼を勝ち取っていたのはソンジンと奈良だった。


 ソンジンはJFLからやってきて今年2回目のJ2で戸惑った場面もあったろうが、よくやっていた。身体能力の高さを随所に見せていた。競り合いも他のFWにはめったに負けなかった。また、シーズン序盤は右サイドバックもやって器用な面も見せていた。ただ、足元の技術をもっと上げなければいけないだろう。またスピードで振り切られる場面も目立った。そしてへッドももっと鍛えなければいけないだろう。セットプレーからの得点チャンスも多くあったがわずか1得点。 もっとやれる選手だと思う。来年に期待したい。


 奈良は昨年の挫折から見事に立ち直ったと言っていいだろう。完全にセンターバックのレギュラーを獲得して1年を通じて活躍した。得意の対人プレーに磨きがかかり苦手だった足元の技術も向上した。1対1に強いのは相変わらずで、ほとんどの場合に相手のFWに競り勝った。しかし、ちょっとしたミスから失点した試合もあったのは反省材料だろう。
 また、彼には向上心がある。荒野に触発されたかもしれないがスペインへの短期留学はその向上心の現れだろう。
 DFのリーダーとしてかかる期待は大きい。

 櫛引は第3、第4のセンターバックとして1年を通じて控えにいた。しかし、能力は高く、特にカバーリング能力に長け、奈良とのコンビネーションは絶妙なものがあった。奈良やソンジンんの欠場の際に先発していたが、大事な場面で途中から守備固めでサイドバックに投入されることもあった。しかし、もっと試合に出場したかったろう。3、4番手は不満だったに違いない。来季は若手も入ってくるし、正念場。自分自身の長所をアピールもして、先発の座を奪い取りたいところだ。

 パウロンは野々村社長曰く「1日出れば5日休む」と言った具合で、1年を通じて稼働率が悪かった。最後には手の骨折もして運もなかった。
 ただ、身体能力はずば抜けており、裏を取られても追いつくほどの足の速さを持っている。また、高さもあってセンターバックにはうってつけの選手。しかし、足元は若干おぼつかないところがあって、そこが欠点だろうか。
 怪我さえなければJ2でNO.1のセンターバックになれる能力を持っている。
 とにかく能力が高い選手。フル稼働できれば計算のできる頼りになる選手なのだが。

 永坂はシーズン後半にタイのコンケーンFCにレンタル移籍した。タイには半年間行っていた。日本では公式戦には出場できなかったがタイでは公式戦にもしっかり出場して、成長した姿を示した。タイのサッカーは激しいと言うことだったが、その激しさに身を置いてたくましくなってきた。線が細い印象だったがタイで揉まれしっかりした体になって帰ってきたよう。来年が楽しみな選手だ。

  勝手に叱咤コンサ外伝

posted by 孔明 |19:59 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(0)