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2013年12月08日

今年を振り返る3(経営編)

 10月までで約6,000万円の赤字状態 、債務超過3,700万円。これが解消しなければいけない数字だ。

 今シーズンは野々村社長が就任して、いろんなアイデアを出して入場料の増収を図った。クラブ向上委員会を立ち上げ、サポーターに意見を聞きそれを実行に移した。

 今シーズンの入場者数の目標は20万人。その20万人は最終戦でようやく達成した。

 もう少し入場者数を増やしたかったところ。今シーズンは途中から毎試合入場者数の目標を立てそれに達するかどうか検証をしたが、目標を達成した試合の方が少なかった。
  今シーズンは序盤の不調が大きかった。ホームで勝てない試合が多く、入場者数が伸び悩んだ。終盤にPO圏争いをしてようやく目標を達成できた。

 そしてスポンサー探しにもやっきとなった。地道にスポンサー獲得を図りサポートシップスポンサーが過去最高になったことは誇るべき事だろう。

 スポンサーといえばビンの関係で住友商事がスポンサーになってくれたことは大きい。タイ、ベトナムのチームと提携し東南アジアとの関係を作り、ビジネスチャンスの可能性を高めたのはよかった。

 問題は野々村社長がことあるごとに言っている会場使用料だろう。1試合だいたい厚別300万、ドーム800万と言っているが、確かに高い。特にドームの使用料は高すぎる。行政にも働きかけを行っているがなかなか改善されていない。

 野々村社長は会場使用料がネックで予算を人件費に転嫁できないと嘆いている。
 J2チームの多くは20万から50万の会場使用料を払っており、いかにドームが高額であるかわかる。

 問題は赤字と債務超過をどうするか。野々村社長は日刊スポーツのインタビューで「ある程度予定は立っている。スポンサー収入ではなく、他の手法で。」と明言している。
  なにか目処が立ったのだろうか。
 
 いやおうなくクラブライセンスの審査が行われ、3期連続赤字あるいは3期連続債務超過ならばJFLへ降格もありうる状態。

 今後、早急に経営状態を改善しなければ厳しいことになる。
  また、野々村社長は昇格できるように人件費をアップさせる計画を持っている。

 まずは、入場者収入を増やすことだろう。
 来年は25万人の目標を立てた。これが実現するようにしなければいけないが、サポーターも少しでもそれに協力しなければ。

また、メディアへの積極的なPRも必要。今シーズンはU型テレビホーム不敗神話が起こったが、道内テレビ局への選手の出演は率先して行わなくてはいけない。

 そして東南アジアとの提携を強めることだ。そしてさらにはそれを突破口にスポンサー収入を増やすこと。
 ビンが残留してくれればベトナムの日本企業のバックアップが期待できる。

 とにかく野々村社長が就任して変わった。これまでやる気がなかったとは言わないがやる気が見えるようになってきた。

 来年は勝負の年。野々村社長もそう感じている。


  勝手に叱咤コンサ外伝

posted by 孔明 |20:08 | 今年を振り返る | コメント(5) | トラックバック(0)