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2012年12月29日

今年を振り返る6(FW編)

 前俊はシーズン開始からチームの中心としてワントップで活躍した。
ただ、得点に絡むプレーが少なくてなかなか決定的な仕事ができなかったのが不満。シーズン途中には長期離脱をして復帰してからはあまり出場の機会を得ることができなかった。卓越した技術力があったがそれあまりを生かせなかった印象だ。

 近藤は初勝利したC大阪戦での1ゴールにとどまった。得意のごりごり感はそのままだったし、ファーストシュートは近藤も健在だったが、やはりJ1なのでフィジカルだけではなかなか通用しなかった。サイドハーフでの起用も多かったが、もっとできる選手。来季は栃木でどんなプレーをみせるか気になるところである。

 内村は今年も腰痛で満足にシーズンを終わることはできなかった。期待されたゴールも2つだけという結果。ただ、タメをつくったりチャンスメーカーとしての働きも目立ったので体が万全ならば十分にできるということを示してくれたのではないだろうか。来季はまずは腰痛をできるだけ治してゴールを量産してほしいものである。

 
 大島は今年は途中交代やときには先発で監督から頼りにされた。しかし、年齢的な衰えかゴールと言う結果はナビスコの1点に終わった。
 タメとキープができる選手だと思うがJ1の厳しいプレスに負けてなかなかボールをキープできなかったことも多かった。高さの点でも頼りにされたが、なかなか結果を出せなかった。

 上原はチームの切り札として活躍した。途中出場だったが名古屋戦での決勝ゴールやそのほかでの2ゴールが印象深かった。J1の選手相手でも負けない身体能力は誇らしものだ。途中で怪我をしたのが本当に残念だった。来季は先発も視野に入れて活躍してほしいと思う。

 キリノは2年ぶりに復帰してシーズン途中までいたがゴールという結果を出せなかった。チームのスタイルもあったせいか、得意のスピードを生かせなかった印象だ。移籍した湘南で活躍したことはうれしいが、もっと使い方があったのではないかと後悔させられる選手だった。

 テレはシーズン途中から加わり可能性を示してくれた。ノーゴールだったがフィジカルに強く案外足下もうまくて化ける可能性がある選手。前線からの守備ももっと懸命にやればチームにとって使いやすい選手になるだろう。なにより大きくて迫力がある。プレイにすごみを感じさせる選手になってほしいと思う。


 三上はリーグ戦では2試合の途中出場で終わった。練習を見ているとキレキレのときもあっただけにシーズン通しての好調を維持できるかが課題だと思う。
 練習ではボランチもこなしていて、ポリバレントな面ものぞかせてくれた。彼に臨むのはずうずうしさ。もっと自分が自分がというプレーをしてほしい。チームが若返るだけに来年はチャンスだろう。


 はシーズン当初から途中出場の選手として起用され、ナビスコでは3ゴール、リーグ戦では2ゴールと高卒新人としては立派な数字をたたきだした。シーズン終盤には切り札となって活躍した。途中怪我で何回か離脱したがまさに出場すれば獅子奮迅な働きは見事だった。そのスタイルはどうしても応援したくなるようないつも一生懸命な格好。それは見る物を感動させている。来シーズンは先発での出場を期待したいところだ。


 純貴はシーズン途中でJFLの金沢に移籍。移籍先では2ゴールをあげた。なにしろ出し切る選手。そのがむしゃら感は手本となる選手でもある。今年は活躍できなかったが、来年こそ活躍してほしい。来年は若手中心になるが、このメンバーではもはや中堅に入る。なによりFWは結果が求められる。結果を出してほしいと思う。J2の舞台では昨年プチブレークしたことを忘れずに思い切って戦ってほしい。


 ゴンは今年で一戦を退いた。そこからテレビでひっぱりだこになって、今更だが凄い選手だったと言うことを印象づけた。プレーではホーム最終戦の途中出場のプレーだけだったが、練習ではいつも懸命にリハビリをやっているシーンが思い浮かぶ。グラウンドをランニングしている姿。アジリティを懸命にやっている姿。もう少し実際にプレーする姿を見たかった。

posted by 孔明 |19:20 | 選手のこと | コメント(2) | トラックバック(0)