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2012年07月10日

4-3-2-1、いわゆるクリスマスツリーの特徴

 G大阪戦の途中から行っている4-3-2-1、いわゆるクリスマスツリー

 これまで相手にバイタルを好き放題使われてきたので主に守備を立て直すために導入したシステムだろう。

 鳥栖戦と新潟戦は負けたが、守備面では一応機能していた。

 ただ、新潟戦はボランチとDFライン、DFライン間でギャップを作ってしまい、そこから失点してしまった。

 4-3-2-1の特徴を整理すると守備では相手のセンターアタックを防ぐことが有効なシステム。サイドアタックに対してもボランチの両翼が対応することにより有効となるより守備的なシステムだろう。

 だが、このシステムは守備的な故に攻撃面で課題が出てくるシステム

  攻撃はトップと2シャドーの3人が中心になって攻撃するので3人がいかに相手を崩せるかにかかってくる。

 また、2シャドーが中寄りでプレーするのでセンターアタックが多くなってしまう。

  3人が中心として攻撃するので得てして攻撃の枚数が少なくなるシーンが多くなる懸念がある。

 ただ、実際の攻撃の手段としてはそれを補うためにサイドバックが上がったり、(サイドバックの前のスペースが空くので上がりやすい)ボランチが攻撃参加してそれをフォローする。 

  やはり課題は攻撃の部分だろう。鳥栖戦と新潟戦で得点が取れていないと言うのはやはりシステムをうまく生かせていないからではないか。

 新潟戦では2シャドーの古田と岡本がセンターアタックをしたり特に古田はサイドに抜けたりして攻撃のバリエーションをつけたりしたがなかなか決定的なシーンを作れなかった。

  また、日高が頻繁に上がってクロスを上げたりしたが、前線が上背が低いこともあるのだが中の人数が少なくてなかなか合わなかった。

 このシステムではセンターアタックに向いているシステムゆえに、サイドから攻撃するにはサイドバックの上がりとボランチのサイドアタックが必要となる。

  日高、岩沼の攻撃参加を多くするとともに真希のサイドからの攻撃が多くならないとなかなか攻撃の形ができない。
また、この攻撃の場合でも前線に枚数がいないとなかなかシュートまでもっていけない。

  砂川や真希の前線への飛び出しがどうしても必要。

 やはりこのシステムの課題はいかにして前線に枚数を増やすのかが課題だろう。

 ここ2試合得点がとれていない。今後はいかに得点をとるのか。練習でしっかり攻撃の手段をたぐり寄せないといけないだろう。

posted by 孔明 |19:47 | 戦術 | コメント(6) | トラックバック(1)