2011年12月31日
来季に向けて2(戦術編)
J1に臨む来季、今年J2ではポゼッションをしっかりというより、しっかり守って速攻のイメージが大きかった。J1でどのように戦っていったらよいか、考えてみたいと思う。 まず、身近なことで言えば、最終戦対戦したFC東京がJ1中位レベルと考えてそこを基準に考えると、監督も言っていたが、このままではJ1では戦えない。この対戦では勝ったが多くの問題点が浮き彫りにされた。 1 まずは、J1で戦えるだけの最低限の守るためのポゼッション能力をつけること。 毎回、J1昇格する度に痛感させられたことだが、ボールを回されて疲れさせられ弱くなった所から攻められ、失点するというシーンを何度見せられたことだろうか。 ポゼッションばかりすると攻撃が遅くなるという問題はもちろんあるが、J1では守るために最低限のポゼッションが必要。ようやく相手からボールを奪ってもすぐ、相手に渡してしまい二次攻撃をうけるということがよくある。 そのためには前で収めてボールをつなげる工夫が必要。トップでボールを収めることが必要だが、それを素早くフォローする動きも必要となる。 比較的プレスが少ないサイドで起点を作ることも考えた方がよいだろう。サイドバックあるいはサイドハーフのところでタメをつくりボールを回すということも有効だと思う。 また、相手のプレスをさけてボールをつなげることが必要。しっかりとした足下の技術と運動量が必要となる。 2 次にJ1で勝てる戦術を構築すること J1での戦いではかなり自陣に押し込まれた展開が多くなるだろう。ポゼョッションで有利にできない時にはここから勝利に導くためにはやはり素早いカウンターが有効だ。真ん中、サイドからどんどん相手のDFの裏を狙ってパスをだす。 FC東京戦で行ったようにワンタッチ、ツータッチでボールをつなげスペースを狙ってサイドが走り出すという展開に持っていきたい。 システムは4-2-3-1のチャレンジ&カバー、前からの厳しいプレッシングの基本は変えないだろう。しかし相手に巧いパスワークでかわされ、押し込まれる展開が多くなるはず。できればできるだけ前で奪って、そこから手数をかけない形に移行したい。 シーズン初めはおそらく自然とカウンターの攻撃に頼らざるを得ないだろう。そのスピーを上げ、組織化することだ。徐々にポゼッションから攻撃できるようになればいいのではないか。 相手にポゼッションを許す場合には相手が「回している」プレーが多くなるはず、これをいかにこちらに主導権がある「回させている」状態にするのか。厳しい連動したプレスをかけて前にボールをださせない状態にしなくてはいけないだろう サイドからの攻撃もどんどん仕掛けてほしい。ドリブル突破できる選手が揃ったので積極的に前に行ってほしいところだ。 3 セットプレーからの得点を目指すこと セットプレーは得点のチャンス。今年はセットプレーからの得点が少なかった。セットプレーで点がとれればかなり有利になるだけに、セットプレーのチャンスを多く生かしたい。そのためにはキックの精度を上げることやセットプレーの工夫が必要だ。 4 攻撃は最大の防御となる。 とにかくできるだけ攻撃の時間を増やしたい。押し込まれることは想定済みで、守備の時間が多くなることは予想される。そしてJ2の場合と違って、J2では外してくれたシュートも入れられる可能性が高くなる。しかし、攻撃力をつけなければなかなか反撃はできない。守ることも必要だが、攻撃に打ってでる時間を多くすれば、当然ながら守備に回る時間も少なくなり、失点の可能性も低くなる。カウンターを主体にするとしても大事な時間帯はポゼッションして攻めるなどチーム全体の意識と取り組みが必要となる。 ※2011年もこのブログに来ていただいた皆様。どうもありがとうございました。今年はコンサにとって良い年でしたね。来年も勝手ながらコンサのことを書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。皆様良いお年をお迎えください。
posted by 孔明 |19:49 | 戦術 | コメント(2) | トラックバック(0)