2011年12月15日
今年を振り返る(MF編)
シーズン当初はアンドレジーニョやブルーノが入っていたが後半から完全に日本人だけのポジションになった。 ボランチは前半は芳賀と宮澤・ブルーノのコンビ。 芳賀が怪我をしてからは河合と宮澤のコンビが多かった。また岩沼もボランチをやっていた。 サイドハーフの一つは砂川は固定でもう一つのポジションを古田・近藤のいずれかで担った。 トップ下は序盤はアンドレジーニョ、内村が復帰してからは内村が多かった。 芳賀は怪我が心残りだった。だましだまし我慢して出場していたようだがついに怪我をして戦列を長期に離れてしまったことは誠に残念。 芳賀はいつものように精一杯動いて精一杯働いた。今年もそんな印象が強かった。 彼がいるおかげで中盤に穴が空くことがなかった。最終戦でやってしまった(怪我をしてしまった)とスポーツ新聞に書いてあったが、万全の状態で開幕を迎えてほしい選手だ。 河合はDF編でも書いたが間違いなくコンサのMVP。 ボランチに移ってもボール奪取力は素晴らしく、プレスにいく姿は迫力そのもの。押されていてもパスカットして攻め上がる姿はまさに鬼気迫るものがあった。来年もボランチになるだろうが、チームの中心としてチームをまとめてほしい。 宮澤は怪我をするまではなかなかよいプレーをしていた。これまでのポカが少なくなり、起点になる動き、正確なパス、決定的なチャンスもたびたび作り出していた。しかし、怪我の後はもとも宮澤にもどったかのようだった。 来年はJ1で注目されるだけに活躍すればオリンピック代表にもなる可能性があるので頑張ってほしいものだ。おそらくこのポジションには強力なライバルが入るはず。このライバルをけ落としてでもポジションを確保できるかどうかが焦点だ。 砂川はビールかけで「僕がJ1に上げた」と言っていたが、まさにMVP級の活躍。砂川がいなかったら昇格はかなわなかったに違いない。 先発に固定されて、サイドからのクロス、そして大事なときにはゴールも記録した。アシストランキングではJ2上位(サッカーダイジェスト選定では5位)。また、キッカーとしても活躍した。彼の活躍は非常に大きかった。 そして古田は大きな期待をもって今年を迎えたが、結果はそれほど残せなかった。しかし、アウェイ湘南戦のゴールや最終戦のアシストとなったスペースへの抜けだしなど終盤になって本来の動きを見せて、来年につながるプレーをしたことは収穫。J1では彼が活躍できる舞台が整っている。J1ではカウンターがかなり有効になることからスペースがあれば生きる古田には活躍の場が多くなることは間違いないだろう。 近藤はFwとしても起用されたが、プレースタイルが良い意味で変った。家族のおかげと言っていたが、娘のゆめあちゃんが勝利の女神だった。そのおかげで強弱をつける動きがうまくなり、これまで不得意だったタメを作るプレーもこなしていた。かといって豪快なキックも健在で一頃はチームのファーストシュートは必ず近藤といった感じで試合に入っていたくらい。J1ではFC東京時代とは一回り二回りも違った近藤を見せるチャンスだ。 岡本はまさに切り札として活躍した。特に途中出場で勝負を決定づけたゴールを何度もしたことは素晴らしかった。苦しいときに前でタメを作ることで何度も助けられた。独特のリズムで相手を翻弄するドリブルはスカットさせてくれた。気がかりなのはボロボロな膝。だましだましやっていて、出場していない時でも膝にアイシングをしている姿は痛々しかった。J1でも頼る場面が多くなるだろし、活躍してもらわなければいけない選手だ。 ブルーノは序盤はよく使われたが、怪我をして長期に戦列を離れてから1度もベンチにすら入らなかった。能力は持っていただけに惜しい選手だと思う。守備があまりうまくなくて使いづらかった面もあったが、攻撃面で高い能力をもっていただけにもっと使ってほしかった選手だ。 アンドレジーニョも使い方によってはもっと活躍できた選手。選手との相性やポジションを考えて使ってほしかった選手だ。
posted by 孔明 |21:37 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(0)