2011年12月04日
指揮官の意地
今日の全スポーツ紙の1面がコンサ こんな誇らしいことはない。 スポーツ紙に各選手が手記を書いている中で道新は石崎監督の手記を書いていた。 石崎監督になって3年。 1年、2年となってサポーターからの風当たりも徐々に強くなっていった。 特に今年は結果を出さなければいけなかったシーズン。 日刊スポーツでは、昨年石栗コーチが清水に移籍したときにはフロントに「古辺をとってくれ」と詰め寄ったらしい。「無理なら自分でフィジカルコーチを兼任する」とまで言って譲らなかったそう。 その古辺コーチは鬼軍曹タイプ。あえて嫌われ役になって選手を叱咤し続けた。 古辺コーチが入っておとなしかったコーチ陣も意見を言うようになったらしい。 昇格を逃がした昨年終盤には「辞めろ」とサポーターから何度も言われた。 「山形でも大分でも川崎Fでも柏でもそんなことは言われたことがなかった」らしい。 今年監督のターニングポイントになった試合は室蘭での横浜FC戦だったらしい。そこでもサポーターから罵声が飛んで「なにくそ」と思ったのだろう。 昨日の試合後の挨拶でも「サポーターからの叱咤激励があって」と話していた。 道新にはこの横浜FC戦の敗戦から「次の岐阜戦から調子の良い選手達を使おうと腹が決まった。」そう。 そしてチアゴとアンドレジーニョを契約解除・移籍させ、ブルーノはそれから徐々に出場機会が減っていった。 確かに今年は結果をださなければいけない年だった。しかし、ぼやきもあった。育てた選手が次々と移籍してしまった。今年のDFラインは完全に一からスタート。 そしてバルサのサッカーを目標としてきたが、なかなか思い通りにはならず。結局J2のチーム相手にもカウンター主体の戦術になってしまった。 ただ、やはりJ1昇格を決めた手腕はたいしたもの。3年かかったがしっかりと結果を出してくれた。 監督にHFCは続投のオファーをするそうだが当然だろう。 来期は本当に今年以上の厳しい年になるだろうが来年も監督の意地を見たいものである。
posted by 孔明 |20:34 | 監督 | コメント(4) | トラックバック(0)