2011年09月27日
櫛引の成長には舌を巻く
コンサの好調の要因には、守りについての話題が欠かせないがそのなかでもDF陣、CBの2人の働きがやはり目立つ。 山下と櫛引。彼らの働きは特筆すべきだろう。 山下はもちろんだが特に櫛引は高卒ですぐプロの世界に慣れ、よくやっていると思う。 前節、前半終了間際の徳島津田のシュートを体を入れて防いだシーンは素晴らしかった。 そして試合全般を通じてフィジカルの強い佐藤や津田をしっかりマークして仕事をさせなかった。 彼のよさは、フィジカルの強さに伴う体の使い方のうまさと読みの鋭さ。そして、相手ボールを奪う出足のよさも試合を重ねるたびにうまくなっている。 また、上背が特にあるというわけではないが身長で負ける相手には体をしっかり当てて、カバーしている。 さすがに空中戦は弱いがそれでも体をしっかり寄せているから、相手に自由にさせていない。 そして相手のボールになりそうなところは体全体をしっかり入れて、マイボールにできる技術をもっている。 高校時代はお母さんに試合のビデオをとってもらい、それを夜見て研究していたそうだ。 おそらく今シーズンもこれまで出場した試合もしっかりビデオを見て、チェックして研究しているはず。 櫛引はどんどんうまくなって行くような気がする。高校時代は高校生には負けていられないと勝ち気な面を見せていたが、プロでも相手に負けないという気迫は十分に発揮されている。 京都の個人能力あふれる攻撃や東京Vの分厚い攻撃等を防いできた経験は相当自信になっているはず。 河合をボランチに上げられるのも櫛引の成長があってこそ。 これからさらに厳しい戦いが続く。今後も彼の力が必要となる。 ひいき目でもなんでもなく今野のような日本代表になる可能性は十分にあると思う。
posted by 孔明 |20:28 | 選手のこと | コメント(4) | トラックバック(1)