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2011年08月29日

今後はいかにアウェイで勝ち点3をとっていくか

 今節のJ2の波乱。6位までが勝利がなく、上位チームがほとんど勝ち点を積み上げられずに、コンサは金曜日に負けたにもかかわらず、3位との差は勝ち点で1開いただけ、首位との差も4と依然として射程距離を保っている。

 金曜日の試合に勝てればと言う思いもあるが、これは今更言っても仕方のないこと、次の水戸戦に頑張って勝つしかないだろう。

 金曜日にコンサの試合があったので、割と今節のJ2の試合はスカパーのチャンネルを変えながら見ていた。

 興味深かったのは土曜日の京都と千葉戦。あの強力な10代の3トップを擁する京都の攻撃をどう止めるのかが注目だったのだが、千葉は4-4-2にしてきてきっちり守備を固めてきた。コンサに4失点して、また富山にもホームで勝てなかったと言うことで修正してきたのだが、守ってカウンターという作戦にでてきた。これがそうして京都にほとんど仕事をさせなかったが、セットプレーとカウンター一発でやられてしまった。

 千葉の今後の戦い方は注目すべきだろう。オーロイがいないことで、戦い方を模索したのだろうが、相手が京都ということ、アウェイということでとった戦術かもしれないが、このような戦い方をすれば結構勝ち点を拾っていくのではないだろうか。千葉がなりふりかまわず、確実に勝つ作戦に出てきた意味は大きい。 

 日曜日の富山とFC東京の試合は富山の健闘が光った。きっちり守ってというよりは自分たちのサッカーを貫いての勝利。FC東京はロベルトセザーの怪我が大きく影響しているのではないだろうか。

 試合として一番おもしろかったのは愛媛と栃木の試合。初めから愛媛が押していて、いつゴールが入ってもおかしくない展開で、一瞬の隙で得点を入れられたが、終盤に追いつき、そこからは怒濤の攻めで攻撃するもパスミスから失点を食らってもう終わりかと思ったら、最後の最後で再び同点に。この試合をものにしたら栃木はかなり勢いに乗るかと思いきやその思いを打ち砕く愛媛の粘り。

 また、徳島は大分と対戦して相手のなんでもないミスから先制したが、ホームで逆転負けはかなり痛いだろう。

 こうしてみると上位のチームはアウェイでかなり苦戦している。それも下位のチームに苦杯をなめていてJ2の今後の混戦模様を浮き彫りにしている。FC東京や千葉はホームでは強いがアウェイでは負けが多い。これでは実力があるチームといえども独走態勢にはなかなか入れない。

 また、栃木はアウェイでは勝ち点を稼いでいるが、引き分けが多く勝ち点を思ったように積み上げられていない。徳島はホームとアウェイのバランスがよい勝ち方をしているが上位のチームとは戦績が悪く、また上位のチームとの対戦が他のチームより多く残っている。

 このようにここまで上位に決め手がない状況で、おそらくはまだ上位の混戦状態が続くであろうことは十分に予想できる。

 コンサの場合はホームで強いのでアウェイでいかに勝ち点3を取るかにかかっていると思う。これまでのアウェイの成績は3勝2分け5敗。上位にいくだけではなく昇格を争うにはやはりアウェイでも勝ち点を多く積み上げなくてはいけない。2007年の昇格を決めた年はかなりアウェイの勝率がよかった。そこまでとは言わないが、少なくともアウェイでも勝ち越しをしなくては昇格争いについていけないだろう。

 おそらくは石崎監督はやらないに違いないが、アウェイでは時間帯により守りを固めてカウンターを主にすると言った作戦も検討してもよいのではないだろうか。

 コンサの場合には今後はいかにアウェイで勝ち点をとっていくのかが重要なポイントとなるだろう。早速土曜日にはアウェイ水戸戦がある。順位が下のチームも追い上げており、のこの試合で勝ち点3をとらないとかなり厳しくなるのは間違いない。

posted by 孔明 |19:54 | 戦術 | コメント(1) | トラックバック(0)