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2011年08月01日

昨日の試合

  昨日の試合

 試合を現地で見た後で、夜にゆっくり録画を見ると現地で見えてこなかった点が良くわかる。

 良くわかったのは現地では消えていたと感じていた、宮澤の働き。何度もスルーパスを通し、チャンスを演出していた。

 決勝点になった上原のゴールもこぼれ球を奪った宮澤の古田へのパスから生まれたもの。いいパスはほとんど宮澤からのものだった。彼のレベルの高さを改めて感じさせてくれた。

 しかし、これだけで彼を褒めるわけにはいけない。ボランチという性質上、もっと自ら前に出てシュートの意識を高めなくてはいけないはず。

 ボールに積極的に絡んで、自らも前に推進していく力がまだまだ不足している。

 目立ったのは古田。フィジカルの弱さでボールを失うシーンだったり、ボールをロストして大きく、グランドを離れたときに、ゲームが続いてもなかなか戻ってこなかったので純平に叱責されていたこともあったが、パスを出したい選手ばかりいるなかで、一人、ゴール前のスペースに飛び出す動きをしていた。チームの連動性がないために孤立した動きとなってしまっていたが、彼の姿勢は評価できる。

 それから可能性として感じたのはセットプレーの時の岡山のプレー。 内村とぶつかったシーンがあったり、FKのだし手と合わなかったりしたが、ボールを引き出す動きのあるプレーはさすがに出色、以前に得点を量産した池内の動きを見ているようでDFを振り切りスペースに走り込む動きはさすが。彼がその動きを繰り返すならセットプレーの得点はかなり期待できるのではないだろうか。

 チーム全体では連動したプレスや連動した動きが足りない。個人個人が局面では頑張っているのだがチームとして連動する動きが足りない。近藤が一人でドリブルして仕掛けたシーンや、古田がゴール前に飛び出したシーンでもフォーローの動きが少ないし、遅い。

 それぞれ特徴のあるレベルの高い選手がいるのだから、もっとチームとして組織的な動きがあれば得点は量産できるはず。

 昨日は相手岐阜のワンタッチ、ツータッチの組織的なパスワークが目立っていた。一方こちらは足下、足下に出すパスばかり。止まってボールを受けるシーンが多く、スペースになかなかボールを運べなかった。

 やはりここが今後の課題だろう。いかに、そして組織的なプレーを行うか。短い中断期間に入るが、ここをしっかり修正して後半戦に臨んでほしいと思う。

posted by 孔明 |19:32 | 今節の反省 | コメント(4) | トラックバック(0)