2011年04月18日
土曜日の練習試合で気になった点
土曜日の練習試合。 翌日、マスコミはこぞって「攻守の切り替えが機能していた」と書いていたが全体的にはそうは思えないお寒い内容だった。 特に1本目のレギュラー組は結果が相手のミスによる1点と完全に得点力不足に陥っていた。 なにしろ前の4人の連携が良くなくて、まるで個人技で試合をしていたようにも思えた。 攻守の切り替えでは攻撃に転じる時の遅さがやはり目立った。 速攻でもなかなか素早くボールをもって行けないシーンが多く、ボールを戻して遅攻になってしまう展開も。 遅攻でももっと工夫して攻撃しなくてはいけないだろう。崩しのアイデアや前線の動きが足りなくてそこから攻撃がストップしてしまうシーンが多かった。 良かった点は近藤の崩しや、上原の運動量。近藤は自分で行くときもあったが、他の選手とのコンビでたびたびサイドを突破してマイナスのセンタリングを上げていた。マイナスのセンタリングはDFが背後も見なければならなくなり、かなり攻撃側の得点のチャンスが広がる。これに精度が加わればかなりの戦力になると思う。 心配なのは攻撃ではやはり連携不足な点 前の4人がゴール前でパス交換するのは良いのだが、互いに動きがない状態で相手が密集しているところでパスをするものだから簡単にパスカットされてしまう場面が多かった。 やはりこれにはトップやサイドハーフのオフザボールの動きが重要になる。トップは何度かサイドに流れる動きはあったが、相手DFの裏に出る動きも取り混ぜて行わないと、相手の脅威にはならないだろう。 その点では中山の動きが参考になる。練習試合ではオフサイドばかり取られていたが、前を向く意識は十分にあった。トップに入る選手には頑張って裏を狙う意識を多く持ってもらいたい。 守備では正直あまり参考にはならなかった。そもそも相手のシュートが少なかったこともあるのだが、攻め込まれるシーンも少なくて、この点がレベルの高いチームと練習試合をできなかったことで不安要素である。 特にサイドの守備は不安。どれだけ相手にプレスをかけてボランチとの連携でサイドに押し切るあるいはボールを奪えるか。 再開までには後4日あるが、連携をもっと深めないとかなり厳しい戦いになる。しっかり残り期間で調整して少しでも課題を解消してほしい。
posted by 孔明 |20:41 | 練習試合 | コメント(2) | トラックバック(0)