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2011年02月12日

やはり債務超過に陥っていたか。

 今日の道新の記事は相当重要な内容だ。

 昨日のサポーターズ集会で社長から話があったそうだが、

 3年ぶりに債務超過に陥ったということの問題は重大だ。
集会に参加していたサポーターの方のツイッターを見てやはりと思ったが、
社長曰わく(2010年の決算について)「1億円の赤字が見込まれる。」と述べ3年ぶりの債務超過に陥る見通しを明らかにしたそう。

 純資産が2000万円ほどしかなかったので、債務超過は時間の問題と思っていたが、予想通り債務超過は免れなかったということとなった。 

 債務超過になると数字上J1昇格内の成績を収めたとしてもJリーグがJ1昇格を許してはくれない。

  社長はその原因として23万人と見積もった入場者数が約19万3千人にとどまったことやニトリのスポンサー料削減に伴う広告料の減収を読み切れなかったといして「目標設定に甘さがあったと言わざるを得ない」と話したらしいが、今更何度学べば分かるんだろうかという素直な感想。

 中間決算が出た段階で、まず債務超過は免れないと思っていたが、やはり現実になるとかなり厳しい。J1昇格がこの経営面で現状ではできないということだからだ。

 また2007年に禁じ手とも言われた増減資の最終手段で、債務超過状態を解消した経緯もある。そしてそこからたった3年で債務超過の道をたどった。

 HFCの経営陣は猛省をしなくてはいけないだろう。社長は「昇格が内定した時点で方策を立てる」と言っているが、そんなに甘い世界ではあるまい。それに内定した時点で方策を立てるというのは著しくいい加減な言葉ではないか。昇格が内定したらどうにでもなると言った甘い認識があるのではないか。まずは債務超過を無くする努力を今から懸命にしなければいけないだろう。

 今更ことさらに昨年の入場者数の見込みが甘かったとかニトリの広告料の減収を読み切れなかったことを改めて批判したくはないが、マスコミもこの問題はもっと大きな話題として取り上げるべきだし、サポーターズ集会で社長に話させてようやく記事にするのではなく普段の取材でもっと早く明らかにさせるべきだった。また、サポーターももっと深刻な問題としてとらえるべきだ。 

 昨年の反省点があるのなら今年の入場者数の見込みや広告料収入の見込みは当然厳しくやらなければいけないはず。これまでの前科があるだけに疑心暗鬼だがこれがまた今年もとなるとまったくHFCの良識を疑わざるを得ないこととなる。

posted by 孔明 |20:07 | 経営 | コメント(10) | トラックバック(0)