2010年11月26日
福岡戦展望(セレモニークラッシャーとしての力を見せてほしい。)
明日の福岡戦 相手福岡のここ5試合の成績は3勝1分け1敗と調子はまずまず。前節J1昇格を決定し、ホーム最終戦に勝ってホームサポーターといっしょに昇格を祝いたいところだろう。 また、ホームの成績は12勝1分け4敗と勝率が高い。 前節はアウェイで岐阜FCと対戦 前半の序盤から福岡が押し込む展開。細かなパスをつなげ永里がシュートするも右のポストに当たる。その後も押し込み相手に反撃のチャンスを与えない。そして先制点はコーナーキックから。ショートコーナーから中町がシュートを打ってキーパーに防がれたと思ったボールを永里が押し込んで1-0。その後もしっかり守って相手に決定的なチャンスを与えない。前半終了 後半はさすがに相手が押し込んでくる。しかし福岡はじっくり守って速攻を仕掛け、たびたびチャンスを作る。永里のミドルやクロスバーに当たる惜しいシュートもあって完全に福岡ペース。交代出場の高橋泰の左サイドからのクロスを受けた中町がシュートして相手DFの足に当たったボールを、永里が詰めて2-0。これで勝負は決まった。その後は五分五分の展開も福岡がピンチらしいピンチもなく試合終了。その後の千葉の結果でJ1昇格を決めた。 福岡のシステムは城後をワントップに置く4-2-3-1 大久保のところでタメをつくり、また、ロングボールで城後を走らせるという戦い方。 シーズンとおして前節の先発メンバーでほとんど試合を行ってきただけに、コンビネーションが非常に良い。そしてこのチームはボランチの2人がしっかりゲームを作ってくる。 中町はパスを散らし、積極果敢に前線に飛び出してくる。末吉はバランス感覚に優れ、攻撃の芽を摘む動きは鋭いものがある。 しかし、その片方の末吉は出場停止。代わりは鈴木惇か久籐か。ずっとコンビを組んでいたうちの1人がいなくなるとリズムが狂ってくるだろう。そこにつけ込みたい。またボランチの2人に簡単にパスを捌かせないようにプレスを強くする必要があるだろう。 注意しなくてはいけないのは左サイドの永里。チャンスと見ればゴール前に上がってしっかりシュートを狙ってくる。チームトップの15ゴールを上げているとおりゴール嗅覚の鋭さも持っており、今福岡で一番危険な男だ。 そして城後は絶えずDFラインの裏を狙ってくる。ラインコントロールを誤ればピンチとなるだけにDFはラインの上げ下げに十分慎重になる必要があるだろう。 そしてセットプレーも警戒したい。大久保の頭にあわせてくる場合もあるがショートコーナー等いろいろなサインプレーもしてくる。 ただ、現在は昇格してモチベーションが落ちていることも確か。つけ込む隙は十分にある。 昇格を決めた甲府がホームで草津に大量失点して負けた試合や優勝した名古屋がホームでFC東京に敗れた例もある。ホームラスト試合ということ、また、久藤が現役引退することでそのセレモニーがあるが、セレモニークラッシャーとして力を見せてほしいものだ。 こちらは出場停止や怪我人がさらに出て、控えさえ満足に入れられない状態が続く。 まずは相手ボランチを抑えることと、左サイドの永里によいボールを渡さないことが勝利への道だろう。そしてサイド攻撃を活発に行うことだ。前線に素早く人数をかけて、サイドから質の良いクロスを入れて得点を目指してほしい。 FWとトップ下、サイドが三角形を作りパスで崩して、シュートまでもっていきたい。速攻になったなら、できるだけ多くの人数で数的有利を作り、フィニッシュを正確にゴールに流し込んでほしい。 また、運動量を多くして相手に走り負けないことだ。オフ・ザ・ボールの動きをはっきりさせてパスの選択肢を多くさせたい。 そして攻撃のスピードを上げて積極的にシュートを打っていかなくてはいけないだろう。きれいなパスばかりでは勝てない。時には強引なドリブル、シュートも必要 とにかく勝ってホーム最終戦につなげたい。 勝手に叱咤コンサ外伝
posted by 孔明 |22:22 | 次節の展望 | コメント(2) | トラックバック(0)