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2010年11月18日

石崎監督はHFCにどんな回答をするだろうか。

  今日の道新及びスポーツ新聞全紙はHFCが石崎監督へ続投要請をしたとの記事

 アフタゲームショーで「今年限り」と誤報があっただけにどうなるものかと思ったが、石崎監督が受諾するかはわからないとは言え、とりあえずほっとした。

 各紙育成を評したと書いているが、育成と言うよりチーム戦術の継続性のためによい選択だったと考えている。
 このまま石崎監督が受諾するとなると、3年目のシーズンとなる。

 育成という観点からは岩沼、古田や三上、高原の成長(高原は育成という言葉には当てはまらないが)があったが、もっぱら育成に重点を置いたという印象はあまりない。「J1で通用するサッカーを植え付けること。」に主眼を置き、指導した監督という印象の方が強い。

 しかし、この2年間結果は出なかった。また、今年は昨年に比べさらに成績が悪くなってしまったこと、J1昇格争いに一度も絡めなかった責任は十分にあるだろう。

 やはりHFCは続投要請したとしても今年の総括と来季への展望をしっかりしなくてはいけないと思う。

  また、怪我人が続出したからと言う理由だけでは済ませられない。

 1チーム成績低迷の原因はどこにあったのか。監督の指導能力不足か。選手の能力不足なのか。
 2費用対効果の面(人件費におけるチーム成績(特に人件費がコンサより少なくとも好成績を出しているチームとの比較において))で成果を上げることができなかった要因はなんだったのか。
 3来季監督要請にすることにより改めてどんなことを期待するのか。ノルマをかけるのかどうか。 

 これらを明らかにしなければ来季の成績も望めないと思う。

 ただ、戦術の成果という面では1年目に比べ戦術は確実に進歩した。相手を崩すパスサッカー、ポゼッションサッカーは進歩していると言えると思う。今後はこれをいかに「J2で勝てるサッカー」にまで進化させてJ1昇格に結びつけるか。

 前々節内容的に押された千葉でさえもJ2では圧倒的なポゼッション力を持ちながら特にアウェイでは速攻一発にやられ放題、アウェイでの不成績の影響でJ1昇格ができるか微妙な状況。J2では柏のように特にホームで完全に相手を押し切る力をつけなければJ1昇格は望めないだろう。

 来季は人件費が減少する。そのなかでチームを引き受けてくれるなら今年以上の厳しいシーズンが待っているだろう。

  スポニチには以前から「予算は関係ない」と言っていたそうだが、今年の補強を含め石崎監督自身も言いたいことはたくさんあるはず。

 はたして石崎監督はHFCにどんな回答をするのだろうか。

posted by 孔明 |19:43 | 監督 | コメント(3) | トラックバック(1)