2010年10月15日
甲府戦展望(同じ相手に何度も負けていられるか!)
明日の厚別の甲府戦。 相手甲府のここ5試合の成績は3勝2分けとまずまずの調子。8試合負けがない。甲府はホームでは5勝7分け2敗と低調もアウェイでは11勝2分け1敗と完全に外弁慶状態だ。その唯一の敗戦も開幕戦の福岡との試合で、アウェイではしばらく負けていない。 前節はホームで横浜FCと対戦。 序盤は相手にボールを支配されて後手にまわる。しかし、守備を堅くしてなかなかシュートをさせなかった。その後徐々にペースを握り、左サイドのマラニョンやパウリーニョを起点として攻撃する。またセットプレーからチャンスを作るもなかなかゴールが決まらず、前半終了。 後半も押し気味で試合は推移する。相手の守備が堅いこともあってなかなか決定機が訪れない。セットプレーからそのこぼれ球を押し込んでゴールというプレーもあったが、見方のハンドでノーゴールというシーンもあった。 その後もせめるがなかなか相手のゴールマウスをこじ開けられずにスコアレスで試合終了 また、今週水曜日に行われた天皇杯は磐田と対戦し1-2で敗戦。甲府にとって中2日となるがほとんどコンサにはアドバンテージはない。 なにしろ甲府にはこの戦いにかけるため天皇杯の先発メンバーは完全なターンオーバー制。横浜FC戦で先発したメンバーは誰も先発せずに秋本だけ途中出場と極端なことをやってきた。なによりこの試合にかける意欲がわかるというもの。甲府は現在J2で2位。J2では強敵。前回もアウェイで1-4で敗れており、今回も苦戦が予想される。 甲府は攻撃力が強烈。マラニョン、パウリーニョ、ハーフナーマイクの3トップはどこからでもシュートしてくる。 3人を動かすのは藤田。甲府の攻撃はほとんどこの4人で行っているといってもよいだろう。このなかでマラニョンは天敵。彼には前回もゴールを決められているし、昨年からのやられた苦い思い出がある。 気をつけたいのはサイド攻撃だ。特に左サイドから崩されないようにしっかり守りたい。 左サイドはマラニョンを起点として攻撃してくる。サイドを割られることのないようにしっかりケアしたい。 また、セットプレーは要注意、マイク・ハーフナーだけではなくボランチの秋本のヘッドも強烈。他にも背の高い選手も多く、特に気をつけたい。 甲府は守備でもしっかり守ってくる。守勢に回るとマラニョンやマイクハーフナーも自陣に戻りしっかりブロックをつくってくる。前線からのプレスも忘れない。 もっとも甲府は4人でしか攻撃してこないので攻撃が単調でもある。攻撃の始まりは藤田なのでまずは藤田にプレスをかけて自由にパスをさせないことだ。 また厚別の芝の状態を見てロングボールを多く蹴ってくることも予想される。ハーフナー・マイクに競り勝つことはなかなかできないがCBとボランチとでサンドしてこぼれ球を狙うこと。またサイドを制圧すること。この3つができれば甲府は抑えることができると思うが、言うだけでは簡単だが、実際に個人技があるこの4人を止めるのはたいへんだろう。とにかく攻守に集中することだ。一瞬の隙もみせないこと。これにつきる。 また、守備ではダニエルが欠場するのでこれがどう影響するか。 こちらは、古田が怪我で離脱し、メンバー的に苦しい。だが、出足を早くして相手をサイドで釘づけにしたところだ。今週、厳しいプレスの練習を行ったそうだが、前からの素早いプレスでボールを奪い、攻撃を仕掛けたい。 前半から得点を奪って有利な状況を作りたいものだ。 個々の能力は相手に劣るだろうが、組織でボールを奪い、組織で攻撃するイメージで戦ってほしい。 なにより、前回の対戦では大敗した相手。リベンジするのには格好の相手だ。また、昇格争いをしているチームで準備万端整えてきた相手を打ち破ってこそ、評価できるというもの。 また、同じ相手にホームで負ける訳にはいかないし、絶対に勝たなければいけない試合。 勝ってホームで久しぶりの勝利を見せてほしい。 勝手に叱咤コンサ外伝
posted by 孔明 |19:30 | 次節の展望 | コメント(5) | トラックバック(1)