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2010年02月24日

悩み多きボランチ

  監督の頭を悩ませているのがボランチ。

  憂慮すべきは本番までボランチのレギュラーが決まらないこと。スポニチにはボランチに古田をテストするとも書いてあったが、はたしてどうなるだろうか。

 練習試合では芳賀をアンカーに宮澤あるいは上里を組ませる布陣で戦っていたので、

  芳賀は決まりかと思っていたのだが、日曜日に行われた神戸とのプレシーズンマッチでは宮澤と上里の組み合わせを試した。監督の本来やりたい布陣と思われ、それならこのコンビでいくのかと思わせたが、結局、このコンビには合格点が与えられなかったようだ。

 監督が次に試行しようとしている古田は昨年1試合にボランチで出場した。そのときはまずまずの内容だった。

 もしボランチで出場するのなら潰し役と言うよりは捌き役になるのだろう。ボール捌きはうまいので適任と思われるが、ボランチは人を使う役割も担う。古田は人を使うよりも自ら動くタイプ。ボランチよりもサイドが適任だと思う。

 個人的には宮澤と上里のコンビが一番面白いと思っている。守備力も向上すればよいコンビになれそうな感じはする。このコンビがよいのは攻撃のパターンが多いこと。宮澤のトリッキーなパスと上里の展開力があればチャンスを多く作り出す。

 だが、宮澤と上里ではどうしても守備の不安がつきまとう。攻撃的に行くならば、このコンビも考えられるが、シーズンは長い。多くの失点を覚悟するリスクが多いのではないか。

 ボランチには捌き役と潰し役のコンビが一般的だと思うが、どちらかと言えば両方とも捌き役。バランスが悪くなるもの仕方がないだろう。

  プレシーズンマッチでは李をボランチに入れた布陣も試したが李は運動量はあるが期待する潰し役では厳しいのではないかと推測する。

 昨年、ダニルソンが出場できなかったときには芳賀のワンボランチが機能していた。芳賀を中心に考えることは悪くはないはずだ。やっぱり安定した試合を望むには芳賀を軸に考えた方がベターだろう。
  これまでいろいろなパターンでボランチを試しているが一長一短があってなかなか選択するには難しそうだ。


 開幕までは2週間を切った。しかし、監督の悩みはまだ続きそうだ。

posted by 孔明 |19:24 | 戦術 | コメント(8) | トラックバック(0)