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2010年01月29日

他人事では済まされない。

  他人事で済まされないのはJリーグが東京Vについて経済策を協議している件。

 昨年一定金額のスポンサー料を確保できなければ存続できないとされ、スポンサー料をなんとか集め、存続したが、実際はその半分程度しか集まらず資金繰りが苦しくなっているようだ。

 シーズン途中で公式戦安定開催基金から資金を融資する方向で話し合われることになるらしいが、その場合には経営陣に退陣を求めるらしいとのこと。

 コンサの場合、昨日道新に出た記事では2009年12月期の決算見通しで営業収支が1億3千万円余りの赤字を見込んでいるとのこと。札幌市の補助金約8100万円を加えるなどした純損益は、4400万円のマイナスで2年連続の赤字となる見通しだそう。 

  昨年はダビの移籍金があったにも関わらず、観客数が見込みより大幅に落ち込んだことがそのまま赤字に繋がったらしいが、やはり観客数の見込み違いは、厳しく自省しなくてはいけないだろう。

 今季は昨季のように赤字覚悟のような過大な積算をしていないだろうか。営業収支のバランスを図り、チームとして観客動員数の増を図るため(もちろん戦術的な意味もあるが)中山を獲ったと言うことは改めて納得できる。

 このような観客動員数増に向けての上潮ムードを是非成績に結びつけてほしいと思う。おそらくコンサに興味のない人でもこれだけマスコミに中山が取り上げられていれば中山目当てでドームを訪れる人も多いだろう。

 次に打つ手としてはその「一見さん」をなるべく逃さないことだ。そのために成績を上げることはもちろんだが、それだけスタジアムを魅力的にするのかという課題もあるだろう。

 チーム運営は大変だと思う。収支のバランスを崩さないようにしようとしても一方ではJ1昇格を義務づけられる。この相反する命題をいかにして達成するのか。

 ただ、チームがなくなるよりはましとは言え、大分のように公式戦安定開催基金から資金を借りてJリーグに経営参画されるのは避けたい。

 そのためにも今年は観客数の大幅増を望みたいものだ。

posted by 孔明 |19:39 | 経営 | コメント(5) | トラックバック(1)