スポンサーリンク

2009年12月26日

私的コンサドーレ史5

 その日は晴れていたような気がする。

 私たちにとって初めてのリーグ戦でのアウェイ東京ガス戦。

1997年6月7日のことだった。

  リーグ戦のアウェイがどんなものか分からずに会場に着き、それでも落ちついて見るためにバックスタンドに着席した。会場の江戸川区陸上競技場はさすがに東京ガスのサポーターが多かったが、こちらも負けておらず、人数では逆に多いくらい。その応援合戦を興味深く見ていたものだった。

 記憶に残ることと言えば競技場の芝がはげた部分が多く、土埃が舞っていたこと。特にゴールマウス付近は酷かった。

 試合は一進一退だったが、後半退場者が出てコンサが数的不利になる。しかしそこから選手達がさらに頑張った。数的不利を感じさせない。怒濤の攻撃が続く。バルデスのヘッドがバーをたたくシーンや途中出場の吉成の果敢なドリブルがアウェイスタンドを湧かせる。得点をとるのも時間の問題と思いきや結局延長でも得点を取れずにPK戦に。

  5人連続してPKを決めた後、6人目の山橋のPKは残念にもキーパーの真正面でキーパーに弾かれてしまった。そして逆に相手にきっちりとPKを決められて終了。山橋ががっくりとうなだれてチームメイトに慰められていた状況が思い浮かぶ。

   妻と私にとって初めての敗戦を目にすることに。さすがに敗戦でがっくりときたが、選手達の頑張りがわかったので不思議とあまり落ち込むことはなかった記憶がある。

   当時のフェルナンデス監督もそんな選手達の頑張りに胸をはってインタビューに答えていた。


 そして6日後ウーゴ・マラドーナの芸術的なFKを目の当たりにする。

posted by 孔明 |07:31 | コンサドーレ の思い出 | コメント(0) | トラックバック(0)